17世紀サファヴィー朝イランとコーカサス --
前田弘毅 /著   -- 明石書店 -- 2009.2 -- 22cm -- 402p

資料詳細

タイトル イスラーム世界の奴隷軍人とその実像
副書名 17世紀サファヴィー朝イランとコーカサス
著者名等 前田弘毅 /著  
出版 明石書店 2009.2
大きさ等 22cm 402p
分類 227.2
件名 イラン-歴史
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1971年東京生まれ。95年東京大学文学部卒。2003年同大学人文社会系研究科博士課程単位取得退学。東京大学等で日本学術振興会特別研究員を務めた後、北海道大学スラブ研究センター専任講師。現在、大阪大学世界言語研究センター特任助教・北海道大学スラブ研究センター客員准教授。
内容紹介 16~18世紀前半に栄えたサファヴィー朝イランを支えたのは、グラームと呼ばれるコーカサス地方出身の奴隷軍人だった。ペルシア語史料のみならずグルジア語史料も駆使して、ユーラシア史の新しい読み方を示す。
要旨 本書は、17世紀のイランで活躍したエリート軍事集団グラームと、その母体になったコーカサス出身者の歴史的活動を追うものである。彼らは、サファヴィー朝のフロンティア政策の結果、王朝政治の中心部にその活動の場を見出すことになった。彼らの知られざる歴史的活動をペルシア語やグルジア語等の史料を利用して再構成しつつ、国民国家史やイスラーム世界史といった「境」を構築する従来の歴史学を乗り越え、辺境史の統合による相互変容の新しい地域史の叙述を試みている。
目次 序章 「境界」を越えた人々の歴史を追って;第1章 コーカサス出身者登用の始まり;第2章 グラーム導入による政治体制の革新;第3章 奴隷軍人の実相;第4章 グルジア系グラーム四家系の社会的出自に関する考察;第5章 アッバース一世の対コーカサス政策―「異人」登用の実像;第6章 二重の周縁―故郷に帰還するコーカサス出身者;附編 史料解題(1);附編 史料解題(2)『歴史の精華』第三巻の発見とその意味
ISBN(13)、ISBN 978-4-7503-2943-7   4-7503-2943-6
書誌番号 1109016103
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1109016103

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