ジョアッキーノ・ダ・フィオーレからカッシーラーまで --
根占献一 /著   -- 創文社 -- 2009.12 -- 22cm -- 183,72p

資料詳細

タイトル ルネサンス精神への旅
副書名 ジョアッキーノ・ダ・フィオーレからカッシーラーまで
著者名等 根占献一 /著  
出版 創文社 2009.12
大きさ等 22cm 183,72p
分類 237.04
件名 イタリア-歴史 , ルネサンス
注記 文献あり 索引あり
要旨 ルネサンス精神への旅は、ルネサンスとは何であり、如何にあったかという根本的な問から発する旅である。中世の神秘主義者で預言者ジョアッキーノ・ダ・フィオーレから始まり、近代の合理的思考を旨とする哲学者エルンスト・カッシーラーに至る旅。この間に流れた時間は七、八百年間。その間、西欧人の思考はどのように変遷したのか。ルネサンスはこれに如何に関わるのか。その社会的特徴は如何なるものであったのか。著者はこの時代に発達した科学的方法論や、日記、伝記などの文学作品を取り上げて、ヒューマニズム(人文主義)の諸相を明らかにして、ルネサンス精神の根幹に触れようとする。また著者は、実際に旅したイタリアの地を語る。それは周知のローマやフィレンツェだけでなく、オルヴィエートやリヴォルノでもあったりする。ローマでは、ペトラルカが桂冠詩人となり、革命家コーラ・ディ・リエンツォが蜂起し、ゲーテがジャニコロの丘に憩う。フィレンツェではフィチーノがプラトンを思い、ピーコが諸々の知を夢見る。彼らはロレンツォ・デ・メディチの庇護を受けた哲学者である。内陸都市オルヴィエートでは、シニョレッリの壮大なフレス
目次 1 キリスト教と世界(ジョアッキーノ・ダ・フィオーレとコーラ・ディ・リエンツォ;ルーカ・シニョレッリの反キリスト;ラウデージのコンパニーア―音楽史上の位置と意義を巡るノート);2 社会とヒューマニズム文化の諸相(ペトラルカとフィチーノにおける聖アウグスティヌス―キリスト教・異教間の要としての教父;フマニタス研究とアグリコラ―ルネサンス・ヒューマニズムの成立と発展;パラゴーネと科学的方法論;日記・伝記・系譜);3 ルネサンスと近代(近世ヨーロッパとメディチ家;ジョヴァンニ・ピーコの『演説』考―「英雄の恋」とその意義;ゲーテとイタリア・ルネサンス―特に不死性を巡って;カッシーラーの思想とルネサンス観)
ISBN(13)、ISBN 978-4-423-46063-4   4-423-46063-7
書誌番号 1109095499
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1109095499

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