再刊本とは何だったのか --
塩見鮮一郎 /著   -- 河出書房新社 -- 2010.1 -- 20cm -- 198p

資料詳細

タイトル 破戒という奇跡
副書名 再刊本とは何だったのか
著者名等 塩見鮮一郎 /著  
出版 河出書房新社 2010.1
大きさ等 20cm 198p
分類 910.268
個人件名 島崎藤村
注記 年表あり
著者紹介 1938年岡山県生まれ。河出書房新社編集部を経て著述業に。作家。著書に「浅草弾左衛門」など。
内容紹介 藤村の『破戒』は、部落問題を扱った文学の金字塔。だが、生前、ある圧力によって著者本人が改訂を進め、戦後、初刊本に戻った時も、ことは簡単には決着しなかった。その間の「事情」と作品の魅力を掘り下げる。
要旨 初版本で使われていた「穢多」という表現は、再刊本では藤村自らすべてを削除、書き改めた。藤村が亡くなった戦後、初版本に戻されて刊行されたが、その後、断り書きを入れることが慣習化する。一方では、多くの文学者が教条的な読み方をとり続けていた。藤村と、部落解放運動家と、文学受容と、そして著者自身をめぐる物語。
目次 プロローグ 作者と読者のみじかい物語;第1章 明治の青春;第2章 丑松の青春;第3章 描かれる下層民;第4章 時代のイデー;第5章 再刊本はどこが直されたのか;第6章 無責任への悲嘆;エピローグ 少年の家の部落民
ISBN(13)、ISBN 978-4-309-24508-9   4-309-24508-0
書誌番号 1110004611
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110004611

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