「神風伝説」誕生の謎を解く -- 歴史新書y --
三池純正 /著   -- 洋泉社 -- 2010.6 -- 18cm -- 222p

資料詳細

タイトル モンゴル襲来と神国日本
副書名 「神風伝説」誕生の謎を解く
シリーズ名 歴史新書y
著者名等 三池純正 /著  
出版 洋泉社 2010.6
大きさ等 18cm 222p
分類 210.43
件名 元寇
注記 文献あり
著者紹介 1951年福岡県生まれ。工学院大学工学部卒。歴史研究家。主な著書に「真説・川中島合戦」「真説・智謀の一族真田三代」「敗者から見た関ケ原合戦」「守りの名将・上杉景勝の戦歴」など。主な論文に「海津城について」第19回郷土史研究奨励賞受賞など。
内容紹介 世界最強軍を壊滅させた「神風」は本当に吹いたのか。文永の戦いでのモンゴル艦隊消失事件、さらには弘安の戦いでモンゴルの大艦隊が潰えた真相とともに、「神風伝説」「神国日本」誕生の歴史的メカニズムに迫る。
要旨 敗北が決定的といわれた2度にわたるモンゴル襲来は、暴風雨と台風によって敵軍は壊滅し、「国難」を救った。その後、日本は「神国」だからこそ「神風」が吹いたという伝説が生成した。遠征軍は確かに暴風雨と台風により大被害を受けたが、日本軍が戦争に勝利したわけではなかった。一時的に幕府北条氏や「調伏祈祷」した寺社勢力が「神風伝説」を喧伝して力を持つが、皮肉なことに鎌倉幕府の崩壊を早める原因にもなった。
目次 プロローグ 七〇〇年以上たっても史実は不明!?;第1部 一二七四年、モンゴル・高麗軍の襲来―文永の戦い(なぜ大船団は一夜に消え去ったのか?;モンゴル襲来の歴史的な背景;熾烈を極めた博多湾岸の戦闘;徹底攻撃を主張―高麗軍大将・金方慶の苦悩;作戦会議で何があったのか―モンゴル軍最高司令官の決断;朝鮮半島沿岸で遭遇した暴風雨?;作られた「神風伝説」);第2部 一二八一年、モンゴル・高麗・旧南宋軍の壊滅―弘安の戦い(フビライの野望と日本軍の幻の「異国征伐計画」;日本への再征開始と東路軍;東路軍、日本に進撃す!;東路軍が上陸、志賀島で戦闘開始;江南軍の到着と大艦隊を襲う台風;なぜ大遠征軍は壊滅したのか?);第3部 「異国調伏」と「神風伝説」の誕生(「国難」を叫ぶ朝廷・幕府・武士;「神風」と亀山上皇vs後嵯峨天皇の闘い;「神風」と執権北条氏の目論見;御家人たち武士は何のために戦ったのか?;「神国思想」の正体と北野天満宮の横暴);エピローグ 「神風」を否定した日本僧と、その後のモンゴル
ISBN(13)、ISBN 978-4-86248-583-0   4-86248-583-9
書誌番号 1110041140
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110041140

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