3・11以後の哲学の可能性 --
森一郎 /著   -- 東京大学出版会 -- 2013.6 -- 20cm -- 349,7p 合計ページ:356

資料詳細

タイトル 死を超えるもの
副書名 3・11以後の哲学の可能性
著者名等 森一郎 /著  
出版 東京大学出版会 2013.6
大きさ等 20cm 349,7p 合計ページ:356
分類 104
件名 哲学
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1962年埼玉県生まれ。86年東京大学文学部卒。90年東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程中途退学。現在、東京女子大学現代教養学部人文学科教授。主要著訳書「死と誕生ハイデガー・九鬼周造・アーレント」第21回和辻哲郎文化賞受賞など。
内容紹介 東日本大震災、とりわけ原発事故に直面して、我々は何を思考できるのか。遺された書物や建物の中に、世代を超えて築かれる共同世界の可能性を探り、原子力テクノロジーの問題を人間世界の存続という観点から問う。
要旨 東日本大震災とりわけ原発事故の戦慄を前にして、われわれは何を考え、どのように語るのか。書物や建物といった、個人の生死を超えて存続する物から、世代をつなぎつつ築かれていく世界への気遣い―「世界への愛」―を学んだ著者が、ハイデガーとアーレントのひらいた自然と技術への問いを受けとめ、原子力テクノロジーの問題を存在論的側面からあぶり出す。現代日本の状況に示される反時代的考察。
目次 二通りの別離の経験から、もう一つの出来事へ;第1部 いのちから世界へ(死を超えるもの―「メタ死生学」試論;読むこと、書くこと、考えること―「メメント・モリ」からの出発;建てること、住むこと、考えること―Q体への愛;自然の力、人間の力―『アンティゴネー』の「人間讃歌」をめぐって);第2部 原子力をめぐる思考の可能性(世界を愛するということ―自然と世界の区別から;ハイデガーと原子力の問題1―物と総かり立て体制;ハイデガーと原子力の問題2―もしくは、いかにして原子力で哲学するか;アーレントと原子力の問題1―大地からの疎外、または宇宙人の地球侵略;アーレントと原子力の問題2―戦争論への寄与;火について―プルトニウムをめぐる形而上学的随想;物たちのもとで、人びととともに―自然と世界の絡み合いへ)
ISBN(13)、ISBN 978-4-13-010124-0   4-13-010124-2
書誌番号 1113057371
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113057371

所蔵

所蔵は 2 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 104 一般書 利用可 - 2053204476 iLisvirtual
山内 公開 Map 104 一般書 利用可 - 2058235795 iLisvirtual