他者・外部性・故郷 --
磯前順一 /著   -- 法政大学出版局 -- 2013.8 -- 22cm -- 564p

資料詳細

タイトル 閾の思考
副書名 他者・外部性・故郷
著者名等 磯前順一 /著  
出版 法政大学出版局 2013.8
大きさ等 22cm 564p
分類 304
著者紹介 1961年生まれ。宗教・歴史研究。東京大学文学部助手、日本女子大学助教授を経て、現在、国際日本文化研究センター准教授。ハーバード大学、ロンドン大学SOAS、チュービンゲン大学、ルール大学ボッフム、チューリッヒ大学の客員研究員および客員教授を歴任。
内容 内容: 閾の思考 思想を紡ぎだす声 ポストコロニアリズムという言説 他者と共に在ること 外部性とは何か モダニティ・帝国・普遍性 帝国の記憶を生きる 故郷への帰還
内容紹介 異種混淆的な生を説くポストコロニアリズムを経て、日本文化のナショナリズムを東アジア諸国との関係を踏まえて批判的に検討。「戸惑い」と「受苦」を絆とし、他者を排除しない新たな共同性を創出する可能性を構想。
要旨 日本のナショナリズム批判にはじまり、異種混淆的な生を説くポストコロニアリズムを経て、いまだ日本帝国支配の爪痕が残る東アジアへと眼差しは向かう。そして主体の脱臼を媒介とした新たな「故郷」の創出へと。安丸良夫、柄谷行人、酒井直樹、エドワード・サイード、ホミ・バーバ、タラル・アサド、ガヤトリ・スピヴァク、ジョルジョ・アガンベン、山尾三省らの思想を通して、「戸惑い」と「受苦」を絆とする新たな共同性が構想されていく。
目次 はじめに ポストコロニアル的な生をめぐる断想;序章 閾の思考―他者の眼差しのもとで;第1章 思想を紡ぎだす声―はざまに立つ歴史家 安丸良夫;第2章 ポストコロニアリズムという言説―ホミ・バーバ その可能性と限界;第3章 他者と共に在ること―ディアスポラの知識人 タラル・アサド;第4章 外部性とは何か―日本のポストモダン 柄谷行人から酒井直樹へ;第5章 モダニティ・帝国・普遍性―「近代の超克」と京都学派;第6章 帝国の記憶を生きる―ポストコロニアル批評と植民地朝鮮;終章 故郷への帰還―ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァクから山尾三省、そしてジョルジョ・アガンベンへ;あとがき 震災の後に―アイデンティティの傷について
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-15067-8   4-588-15067-7
書誌番号 1113074114
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113074114

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