帝都・東京の精神病理を探索する --
近藤祐 /著   -- 彩流社 -- 2013.10 -- 19cm -- 338p

資料詳細

タイトル 脳病院をめぐる人びと
副書名 帝都・東京の精神病理を探索する
著者名等 近藤祐 /著  
出版 彩流社 2013.10
大きさ等 19cm 338p
分類 493.7
件名 精神科病院‐東京都‐歴史 , 日本文学‐作家
注記 文献あり 年表あり
著者紹介 1958年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。アパレル企業の企画部を経て建築設計事務所に。その後独立して設計デザイン事務所を主宰。一級建築士、文筆家。著書には「物語としてのアパート」「洋画家たちの東京」等がある。
内容紹介 都市が人を狂わせるのか。戦前の地図には散見し、現在は消えた脳病院とはいったい何か…。明治・大正・昭和と、帝都東京における脳病院の成立と変転を辿り、都市と人間、社会と個人の軋轢の精神史を探索する。
要旨 芥川龍之介が神経衰弱の末に自殺した昭和二年以降、文学史にさまざまな狂気が連鎖する。辻潤は天狗となって二階窓からの飛翔を試み、太宰治はパビナール中毒で強制入院させられる。愛児を失った中原中也は忘我状態となり、高村智恵子は精神分裂病で生涯を終えた。わずか十年余りに連鎖するこれらの狂気には、何か共通因子があるのか。また彼らはどのような治療を施されたのか。明治・大正・昭和と帝都東京における脳病院の成立と変転を辿り、都市と人間、社会と個人の軋轢の精神史を探索する。
目次 第1部(初期癲狂院;正系としての帝国大学医科大学・呉秀三・府立巣鴨病院;脳病院の登場;郊外へ);第2部(芥川龍之介の小さな世界;辻潤または飛翔するニヒリスト;家族はどうしたのか―高村光太郎と長沼智恵子;ここは、かの、どんぞこの―太宰治の分岐点;中原中也 暴走する精密装置)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7791-1919-4   4-7791-1919-7
書誌番号 1113094425
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113094425

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 Map 493.7 一般書 利用可 - 2051523965 iLisvirtual