江戸の出版文化という回路 --
鈴木健一 /編   -- 勉誠出版 -- 2013.11 -- 22cm -- 456p

資料詳細

タイトル 浸透する教養
副書名 江戸の出版文化という回路
著者名等 鈴木健一 /編  
出版 勉誠出版 2013.11
大きさ等 22cm 456p
分類 023.1
件名 出版‐日本‐歴史‐江戸時代
著者紹介 1960年生まれ。学習院大学教授。専門は近世文学、詩歌史、古典学。著書に「江戸詩歌史の構想」「江戸古典学の論」「林羅山」などがある。
内容 内容: 古典注釈にみる教養の浸透 / 鈴木健一著 教養を図像化する 古歌の図像化と画賛 / 田代一葉著 立圃の俳画 / 深沢了子著 古典文学と浮世絵 / 藤澤茜著 教養の桃源郷 / 木越俊介著 絵入り百科事典の工夫 / 勝又基著 『江戸名所図会』にみる〈教養〉の伝達 / 壬生里巳著 教養をリストアップする 謡講釈の世界 / 宮本圭造著 林羅山『巵言抄』遡源 / 高山大毅著 俳諧の歳時記 / 金田房子著 啓蒙的医学書 / 吉丸雄哉著 『伽婢子』の仏教説話的世界 / 湯浅佳子著 日用と教養 / 鈴木俊幸著 近世節用集における教養の浸透 / 久岡明穂著 教養を解説する 教養と秘伝と / 西田正宏著 万葉歌を解説する / 田中仁著 教養の翻訳と伝達 / 齋藤文俊著 『日本外史』の体裁と「源氏論賛」 / 堀口育男著 教養を娯楽化する / 津田眞弓著
内容紹介 出版文化の隆盛とともに、「教養」が庶民層へと「浸透」していった近世日本。「知」の形成と伝播はいかになされたのか。「図像化」「リストアップ」「解説」という3つの軸から、近世文学と文化の価値を捉え直す。
要旨 ヒト・モノ・情報の交通網が整備され、「知」をめぐる新たな局面が形成されつつあった近世日本。出版文化の隆盛とともに、それまで権威とされてきた「教養」が、さまざまな回路を通して庶民層へと「浸透」していった。和歌・漢詩文を中心として、歴史・思想・宗教・科学といった諸分野にまたがる基礎的知識が磁場としてきわめて強力に働き、日本の文化と文学の根幹が形作られたのである。「知」の形成と伝播は如何になされたのか。「図像化」「リストアップ」「解説」という三つの軸より、近世文学と文化の価値を捉え直す。
目次 1 教養を図像化する(古歌の図像化と画賛―藤原定家詠「駒とめて」歌を中心に;立圃の俳画―教養を楽しむということ;古典文学と浮世絵―国芳「百人一首之内」シリーズを例に;教養の桃源郷―見立絵本『風流准仙人』;絵入り百科事典の工夫―『訓蒙図彙』と『和漢三才図会』;『江戸名所図会』にみる“教養”の伝達);2 教養をリストアップする(謡講釈の世界―近世謡曲享受の一側面;林羅山『巵言抄』遡源―一体、何が「浸透」したのか;俳諧の歳時記―四季の風物と暮らしの教養の集大成;啓蒙的医学書;『伽婢子』の仏教説話的世界―教養としての儒仏思想の浸透;日用と教養―「年代記」考;近世節用集における教養と浸透―頭書と付録を中心に);3 教養を解説する(教養と秘伝と―有賀長伯の歌学書出版をめぐって;万葉歌を解説する―賀茂真淵『万葉新採百首解』をめぐって;教養の翻訳と伝達―漢文訓読の変遷と道春点;『日本外史』の体裁と「源氏論賛」―歴史の図式的把握と解説;教養と娯楽化する―『五節供稚童講訳』の挑戦)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-29061-2   4-585-29061-3
書誌番号 1113107313
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113107313

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 3階一般調査 Map 023.1 一般書 利用可 - 2051865246 iLisvirtual
保土ケ谷 公開 Map 023 一般書 利用可 - 2053209940 iLisvirtual
公開 Map 023 一般書 利用可 - 2052199193 iLisvirtual