密教文化伝承の実像 -- 朝日選書 --
中川委紀子 /著   -- 朝日新聞出版 -- 2014.2 -- 19cm -- 313p

資料詳細

タイトル 根来寺(ねごろでら)を解く
副書名 密教文化伝承の実像
シリーズ名 朝日選書
著者名等 中川委紀子 /著  
出版 朝日新聞出版 2014.2
大きさ等 19cm 313p
分類 188.55
件名 根来寺
注記 タイトル:根来寺を解く
注記 文献あり 年表あり
著者紹介 1948年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。日本仏教美術史専攻。80年から根来寺本尊像などの文化財調査、境内の史跡指定にかかわる。根来寺文化研究所主任研究員。主な共著に「日本の国宝」40などがある。
内容紹介 新義真言宗の祖山として仰がれ、フロイスによって「3500人以上の学生を擁する」とイエスズ会に報告された大寺院、根来寺。その900年に及ぶ歴史を読み解き、日本における仏教文化伝承の実像を明らかにする。
要旨 豊臣秀吉に焼き払われたといわれる根来寺。だが江戸初期、早々に復興し全国の新義真言宗の祖山として仰がれた。平安末の創建から900年に及ぶ歴史はどのように重ねられたのか。平安末、不世出の僧、覚鑁は、生きながらに往生する密教世界をかたちにあらわし、鳥羽上皇はじめ貴顕の篤い帰依をうけた。その智の情報の伝達を求め、根来寺へと全国から学生が結集、フロイスにより「3500人以上の学生を擁する」とイエズス会に報告された。度重なる法難のなか、学生らにより絶え間なく執行された法会は、まさに密教文化継承の営みである。根来寺の歴史を読み解き、日本における仏教文化伝承の実像を明らかにする。
目次 序章 根来寺九〇〇年の歩み;1章 覚鑁の教えとかたち―一二世紀;2章 学山へ―一三世紀;3章 根来寺盛衰―一四~一五世紀;4章 根来寺の智恵―一六世紀末~幕末;5章 根来寺現代考
ISBN(13)、ISBN 978-4-02-263015-5   4-02-263015-9
書誌番号 1113131459
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113131459

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