環境考古学で読み解く「敗者の文明」 -- 朝日選書 --
青山和夫 /著, 米延仁志 /著, 坂井正人 /著, 高宮広土 /著   -- 朝日新聞出版 -- 2014.8 -- 19cm -- 251,9p

資料詳細

タイトル マヤ・アンデス・琉球
副書名 環境考古学で読み解く「敗者の文明」
シリーズ名 朝日選書
著者名等 青山和夫 /著, 米延仁志 /著, 坂井正人 /著, 高宮広土 /著  
出版 朝日新聞出版 2014.8
大きさ等 19cm 251,9p
分類 256.03
件名 マヤ文明 , ペルー‐遺跡・遺物 , 沖縄県‐遺跡・遺物
注記 文献あり
著者紹介 【青山】1962年京都市生まれ。東北大学文学部卒。ピッツバーグ大学人類学部大学院博士課程修了。茨城大学人文学部教授。専門はマヤ文明学、メソアメリカ考古学・人類学。86年以来ホンジュラスとグアテマラでマヤ文明の調査を行っている。日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞受賞。
内容紹介 「謎の文明」とされてきたマヤ・アンデスと、少なくとも数千年以上狩猟採集が続いた奇跡の島・琉球は、環境変化にどう対応し、何が原因で衰亡したのか。歴史の表舞台から消された文明に学ぶ環境と人類の共生。
要旨 「謎の文明」とされてきたマヤ、アンデス。少なくとも数千年以上狩猟採集が続いた奇跡の島、琉球。近年の湖沼堆積物(年縞)の解析で、これらの環太平洋の諸文明は、環境変動を乗り越えて営まれたことがわかってきた。グアテマラのセイバル遺跡の大規模発掘により、マヤ文明の起源は前1000年ごろにさかのぼり、干ばつにより滅びたわけではないことが判明した。ペルーではナスカの地上絵が新たに見つかり、製作者、作成方法に関する新事実が明らかになっている。大規模な気候変動を、潅漑技術と地上絵を用いた祭祀で乗り越えようとした可能性がある。旧石器時代に琉球列島への進出を果たした人類は長く自然と調和して狩猟採集を続け、約1000年前まで農耕を必要としなかった。歴史の表舞台から消された文明に学ぶ環境と人類の共生。
目次 序章 環太平洋の諸文明と環境;第1章 環太平洋の環境史を調査する;第2章 マヤ文明の盛衰と環境利用;第3章 古代アンデス文明における環境変化とナスカ地上絵;第4章 琉球列島の環境と先史・原史文化;終章 環太平洋の環境文明史と「真の世界史」
ISBN(13)、ISBN 978-4-02-263024-7   4-02-263024-8
書誌番号 1113187397
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113187397

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