哲学探究 1 --
永井均 /著   -- 文藝春秋 -- 2016.3 -- 20cm -- 332p

資料詳細

タイトル 存在と時間
副書名 哲学探究 1
著者名等 永井均 /著  
出版 文藝春秋 2016.3
大きさ等 20cm 332p
分類 104
件名 哲学
著者紹介 1951年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。同大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、日本大学文理学部教授。専攻は哲学、倫理学。著書に「なぜ意識は実在しないのか」「ヴィトゲンシュタインの誤診」「哲おじさんと学くん」「私・今・そして神-開闢の哲学」「哲学の密かな闘い」など。
内容紹介 他者たちと完璧に異なる在り方をしている「私」。過去や未来と完癖に異なる在り方をしている「今」。この異様な在り方の存在に、真に驚くことができるか。存在と時間の深遠を問う哲学的冒険。
要旨 “私”と“今”は実在しない。この人だけが私で他の人たちが私でないのはなぜか。すべての人間に意識があるのに、現実に感じられる意識が一つしかないのはなぜか。一つはあるのはなぜか。無限の時間の中で、なぜここが、そしてここだけが“今”なのか。存在と時間の深遠を問う哲学的冒険!
目次 第1部 世界はなぜのっぺりしていないのか(私は何を問いたいのか―無内包の現実性;私は何を問いたいのか―中島義道氏の解釈との対比;私が安倍晋三になってもなったという変化は起きない;繋がりの仕組みによる“私”や“今”と、むきだしの“私”や“今”;「私である」ことが成立するための異なる二つの基準;“私”の分裂からカントの超越論的統覚・サルトルの前反省的自己意識をへてヴィパッサナー瞑想からアブラハム的一神教へ;繋がりの原理と語りの原理―二種のカント原理;「語りの原理」の根幹にある世界把握;哲学とは何か―「可能性」のタウマゼイン語法);第2部 時間的なのっぺりしていなさの特殊性―マクタガートの議論を中心にして(極限の貧しさと極限の豊かさ―ヘーゲル『精神現象学』の冒頭部について;マクタガートのA系列とB系列とは本当はどういう分類なのか;時間の矛盾を人称や様相と同型である側面において考察する;マクタガート化されたデカルトをへて認識論的問題設定を退け、「正数と負数」と「加法と減法」の対比によって時間を考える;“端的な現在vs.動く現在”vs.“現実の現在vs.可能な現在”;B系列こそが時間の動性の表現である;現実の動く現在;“私”と“今”の違いを語りの原理と繋がりの原理の対比から考える;ただ不思議なことがありありと与えられているだけ)
ISBN(13)、ISBN 978-4-16-390429-0   4-16-390429-8
書誌番号 1113362217
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113362217

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