音と香りにみちびかれて --
吉海直人 /著   -- 笠間書院 -- 2016.12 -- 20cm -- 255p

資料詳細

タイトル 『源氏物語』「後朝の別れ」を読む
副書名 音と香りにみちびかれて
著者名等 吉海直人 /著  
出版 笠間書院 2016.12
大きさ等 20cm 255p
分類 913.36
件名 源氏物語
個人件名 紫式部
著者紹介 昭和28年7月、長崎県長崎市生まれ。國學院大學文学部、同大学院博士課程後期修了。博士(文学)。国文学研究資料館文献資料部助手を経て、現在、同志社女子大学表象文化学部日本語日本文学科教授。主な著書に『源氏物語の新考察』(おうふう)平15、『源氏物語の乳母学』(世界思想社)平20、『「垣間見」る源氏物語』(笠間書院)平20、『源氏物語〈桐壺巻〉を読む』(翰林書房)平21、などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:後朝の別れ. 後朝の時間帯「夜深し」. 女性たちへの別れの挨拶. 人妻と過ごす時. 庶民生活の騒音. 大君と中の君を垣間見る薫. 契りなき別れの演出. 牛車のなかですれ違う心. 「なつかし」と結びつく香り. 男性から女性への「移り香」. 漂う香り「追風」. 感染する薫の香り. すりかえの技法
内容紹介 共寝した男女が翌日に別れることを意味する、「後朝の別れ」。恋物語において「別れの時刻」として機能する時間帯について考察。“暁”を告げる時計代わりの「鶏鳴」「鐘の音」や、嗅覚に訴える「移り香」の重要性を丁寧に検証する。
要旨 共寝した男女が翌日に別れることを意味する、「後朝の別れ」。それは闇の中で行われた。これまで、その時間帯が注目されることはなかったが、それではあまりにももったいないので、これまでの「常識」をあらためて検討し直す。恋物語において“別れの時刻”として機能する、その大事な時間帯は、聴覚や嗅覚の描写によって、男女の別れ際の心の機微が表出されている。ここから物語の読みを深めてみたい。本書は「垣間見」る源氏物語の姉妹編である。
目次 後朝の別れ―闇のなかで;1 後朝の風景(後朝の時間帯「夜深し」;女性たちへの別れの挨拶―須磨下向へのカウントダウン);2 音がみちびく別れ―聴覚表現(人妻と過ごす時―空蝉物語の「暁」;庶民生活の騒音―夕顔巻の「暁」 ほか);3 香りの物語―嗅覚表現(「なつかし」と結びつく香り;男性から女性への「移り香」 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-305-70827-4   4-305-70827-2
書誌番号 1113447705
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113447705

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 913.36 一般書 利用可 - 2058116184 iLisvirtual