憧憬とナショナリズムの隘路 -- 中公叢書 --
小野容照 /著   -- 中央公論新社 -- 2017.1 -- 20cm -- 345p

資料詳細

タイトル 帝国日本と朝鮮野球
副書名 憧憬とナショナリズムの隘路
シリーズ名 中公叢書
著者名等 小野容照 /著  
出版 中央公論新社 2017.1
大きさ等 20cm 345p
分類 783.7
件名 野球-朝鮮-歴史 , 朝鮮-歴史-日本統治時代 , ナショナリズム-朝鮮
著者紹介 1982年横浜市生まれ。2008年(韓国)高麗大学校大学院韓国史学科修士課程修了。12年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、京都大学人文科学研究所助教。専門は朝鮮近代史。著書に『朝鮮独立運動と東アジア 1910-1925』(思文閣出版、2013年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 五輪の優勝、WBCの準優勝により、韓国の野球は国民的スポーツとなった。日本は、朝鮮野球にどれだけ関与したのか?ナショナリズムの高揚、内鮮融和に活用された実態など、朝鮮野球について2つの“民族”を通して描く。
要旨 五輪の優勝、WBCの準優勝により、韓国の野球は国民的スポーツとなった。いまその起源や日本経由の用語見直しなど、歴史の解明が喧しい。日本は朝鮮野球にどれだけ関与したのか―。植民地時代の朝鮮野球は、朝鮮人と支配者日本人双方から重視されていた。日本人との試合は大いに盛り上がり、朝鮮ナショナリズムに火をつける。当局は、中等学校の甲子園出場に道を開き、都市対抗野球を後押しし優勝に導くなど、融和政策に“活用”する。本書は一九世紀末から「解放」される一九四五年まで、複雑な道程を辿った朝鮮野球について、二つの“民族”を通して描くものである。
目次 序章 変化する野球用語;第1章 ベースボールの伝来と野球の普及―韓国併合前;第2章 暗黒時代―武断政治下の野球界;第3章 「民族の発展は壮健な身体から」―文化政治期の朝鮮野球界1;第4章 帝国日本の野球イベント―文化政治期の朝鮮野球界2;第5章 戦時期朝鮮の野球界;終章 植民地朝鮮の野球とは何だったのか
ISBN(13)、ISBN 978-4-12-004936-1   4-12-004936-1
書誌番号 1113452513
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113452513

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