日本人「慰安婦」の不可視化と現前 --
木下直子 /著   -- 勉誠出版 -- 2017.2 -- 22cm -- 287p

資料詳細

タイトル 「慰安婦」問題の言説空間
副書名 日本人「慰安婦」の不可視化と現前
著者名等 木下直子 /著  
出版 勉誠出版 2017.2
大きさ等 22cm 287p
分類 369.37
件名 慰安婦
注記 文献あり
著者紹介 日本学術振興会特別研究員PD(大阪大学)。特定非営利活動法人社会理論・動態研究所研究員。九州大学大学院比較社会文化学府単位修得退学(2012年)、博士(2013年)。主な論文に、「聴きとられなかった言葉をめぐって―日本人「慰安婦」に関するフェミニズムの議論の批判的検討」(『理論と動態』社会理論・動態研究所、第7号、2014年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 日本人「慰安婦」は「加害国の被害者」という立場ゆえ、これまで可視化されていなかった。メディア表象や運動資料を分析し、「慰安婦」を語る言説が「被害者」「加害者」像を形成していった過程と、当事者たちがどのように戦後を生きたのかを明らかにする。
要旨 政治とナショナリズムに現れる権力に迫り痛みの痕跡から歴史を捉え直す―。90年代前後に“従軍慰安婦問題”が日韓の政治的な問題として表面化する一方、日本人「慰安婦」は「加害国の被害者」という立場ゆえこれまで可視化されていなかった。雑誌や新聞記事などのメディア表象や運動資料、城田すず子ら当事者たちの残した手記を手がかりに、「慰安婦」を語る言説が「被害者」「加害者」像を形成していった過程と、当事者たちがどのように戦後を生きたのかを浮かび上がらせる。
目次 「慰安婦」問題へのアプローチ;第1部 “従軍慰安婦問題”の構築(戦後の「慰安婦」言説―社会問題化以前;言説空間の拡大―社会問題化の諸相);第2部 社会運動の「慰安婦」言説(一九七〇‐八〇年代フェミニズム運動の「慰安婦」言説;「慰安婦」問題解決運動の言説空間―一九九〇年代初頭を中心に);第3部 日本人「慰安婦」の被害をとらえる(日本人「慰安婦」被害者の語り;日本人「慰安婦」の被害者性);補論
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-23055-7   4-585-23055-6
書誌番号 1113474359
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113474359

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