ちくま新書 --
笠谷和比古 /著   -- 筑摩書房 -- 2017.5 -- 18cm -- 236p

資料詳細

タイトル 武士道の精神史
シリーズ名 ちくま新書
著者名等 笠谷和比古 /著  
出版 筑摩書房 2017.5
大きさ等 18cm 236p
分類 156
件名 武士道-歴史 , 日本思想-歴史
注記 「いま生きる武士道」(NHK出版 2015年刊)の改題、大幅な加筆修正
注記 文献あり
著者紹介 1949年兵庫県生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程修了、同博士(文学)。専攻は日本近世史、武家社会論。国際日本文化研究センター教授などを経て、現在は同センター名誉教授。これまでにチュービンゲン大学、ベルリン大学、北京外国語学院、フランス東洋言語学院等の客員教授を兼任。著書に『士(サムライ)の思想』(ちくま学芸文庫)等がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 武士道は、武家社会が発展した中世に自然発生し、『甲陽軍艦』等の書物で明文化されていくが、戦闘なき徳川時代になって精神的な「徳義」へと転回した。「武士道」の豊かな実態の歴史を実証主義史学の方法を用いて描き出し、その本質に迫る。
要旨 侍の気構えと行動を規定してきた「武士道」。軍国主義につながったとして、マイナスのイメージも持たれる一方、日本人の美徳を支える倫理的礎として肯定的なイメージを持っている人も、これまた多い。歴史的にみれば武士道は、武家社会が発展した中世に自然発生し、『甲陽軍鑑』等の書物で明文化されていくが、戦闘なき徳川時代になって精神的な「徳義」へと転回した。やがて武家以外の庶民階級にも浸透して、一般の生活経済倫理にまで影響を及ぼすようになっていく。「武士道」の豊かなる実態の歴史を、実証主義史学の方法を用いつつ鮮やかに描き出し、その本質に迫る。
目次 現代にとって武士道とは何か;武士の誕生―家と氏の成立;中世武士のエートス―もののふの道、弓矢取る身の習い;明文化される武士道―『甲陽軍鑑』『諸家評定』『可笑記』;「治者」としての武士―徳川時代における武士道の深化・発展;生き延びるための思想―『葉隠』をめぐる誤解;持続的平和の時代の武士道―信義と仇討ち;国民文化としての武士道―庶民への浸透;武士の社会と経済倫理―資本主義のさきがけ;女性と武士道―武士道の主体としての女性;明治武士道とその後―近代化と国家主義;武士道七則―「忠」「義」「勇」「誠」「証」「礼」「普」;いま生きる武士道
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-06960-3   4-480-06960-7
書誌番号 1113487059
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113487059

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
保土ケ谷 公開 Map 156 一般書 利用可 - 2056941773 iLisvirtual
都筑 公開 Map 156 一般書 利用可 - 2061721765 iLisvirtual
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