フランスが熱狂した日本のアヴァンギャルド --
シルヴィアーヌ・パジェス /著, パトリック・ドゥヴォス /監訳, 北原まり子 /訳, 宮川麻理子 /訳   -- 慶應義塾大学出版会 -- 2017.7 -- 21cm -- 313,51p

資料詳細

タイトル 欲望と誤解の舞踏
副書名 フランスが熱狂した日本のアヴァンギャルド
著者名等 シルヴィアーヌ・パジェス /著, パトリック・ドゥヴォス /監訳, 北原まり子 /訳, 宮川麻理子 /訳  
出版 慶應義塾大学出版会 2017.7
大きさ等 21cm 313,51p
分類 769.1
件名 舞踊-日本-歴史-1945~ , アバンギャルド(芸術) , 身振語 , 国際文化交流
注記 原タイトル:Le buto en France
注記 文献あり 年表あり 索引あり
著者紹介 【シルヴィアーヌ・パジェス】パリ第8大学舞踊学科准教授。パリ政治学院卒業後、パリ第8大学舞踊学科で博士号を取得。国立舞踊センターのデータベース「Artists and Works」管理担当。舞踊研究者協会(aCD)発行のWeb学術雑誌「Recherches en danse」の編集委員も務める。共編著に、Memoires et histoire en danse,Histoires de gestes(Actes Sud Edition, 2012)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 戦後日本の前衛芸術「舞踏」は、フランスでどのように受容され、発展したのか?「身振り」を介した、もうひとつの日欧現代史を浮き彫りにする、革新的な日本文化受容論。
要旨 1970年代の終わり、フランスの人々は、日本の前衛芸術「舞踏」を大きな衝撃をもって迎え入れた。大野一雄、カルロッタ池田、山海塾、室伏鴻、笠井叡、そして土方巽…多くの日本人ダンサーがフランスで“発見”された。本書は、舞踏がその上陸から今日まで、この地の人々を魅了しつづけている歴史を跡付けている。舞踏の伝播は、あらゆる「誤解」とともに、ここではないどこかへ、日本への欲望を引き起こしながら、コンテンポラリーダンスの領域に途方もない影響を与えたのである。フランスのジャーナリズムと“身振り”の分析を駆使して、美学と文化史の観点から舞踏を論じることは、現代の舞踊史を読み直すことを意味する。「ジャポニスム」の歴史、ドイツ表現主義とのつながり、舞踏に関係づけられるヒロシマの記憶…舞踏をめぐるダイナミズムを明らかにし、身振りを介した日欧の歴史を亡霊のごとく浮かび上がらせる、革新的な日本文化受容論。
目次 序論 身振りのグローバル化のなかに舞踏をよむ;第1部 「新発見」から聖別/公認まで(瞬く間に成功した歴史;唖然とした批評家たち);第2部 さまざまな誤解がもたらした舞踏の再創造(多様な舞踏を「舞踏」にまとめる―単純化された美学的カテゴリー;「ヒロシマの灰の上に生まれた」…?;異国趣味への欲望);第3部 コンテンポラリーダンスのなかにある舞踏への欲望(感覚のなかの他所;ひそかな欲望―再び現れた表現主義の身振り);結論 国を越え、断続的に形成される身振りの歴史
ISBN(13)、ISBN 978-4-7664-2410-2   4-7664-2410-7
書誌番号 1113505667
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113505667

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