西谷功 /著   -- 勉誠出版 -- 2018.2 -- 22cm -- 763,39p 図版24p

資料詳細

タイトル 南宋・鎌倉仏教文化史論
著者名等 西谷功 /著  
出版 勉誠出版 2018.2
大きさ等 22cm 763,39p 図版24p
分類 182.1
件名 仏教-日本-歴史-鎌倉時代 , 仏教-中国-歴史-宋時代-南宋 , 国際文化交流-歴史 , 泉涌寺
注記 索引あり
著者紹介 1978年、京都府生まれ。龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了、大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。宗教法人 泉涌寺 宝物館「心照殿」学芸員、龍谷大学文学部非常勤講師。専門は仏教文化史、日本東洋仏教美術史、寺院史、心性史。著書に『御寺泉涌寺と開山月輪大師』(共著、法藏館〈泉涌寺〉、2011年)、ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:〈規則〉からみた南宋仏教請来の意義. 泉涌寺開山への諸相. 泉涌寺創建と仏牙舎利. 泉涌寺と南宋仏教の人的交流. 「滄洲」と入宋僧. 入宋僧曇照の行状. 泉涌寺僧と蘭渓道隆の交流. 南宋律院請来の威儀・法式・法会次第の受容と泉涌寺流の展開. 泉涌寺流における結夏儀礼の復興と南都諸寺院への影響. 泉涌寺旧蔵「涅槃変相図」とその儀礼の復元的考察. 宋式「金光明懺法」儀礼の請来と展開. 南宋時代における普陀山観音信仰の展開とその造形. 楊貴妃観音像の〈誕生〉. 終章
要旨 鎌倉時代初期、戒と律が衰退する日本仏教社会の刷新を企図し、我禅房俊〓(じょう)により京洛東山に開かれた泉涌寺。宋代仏教との交渉のなかで、僧侶本来のあり方への回帰を目途し、同寺にもたらされ、実践された宋式の僧制・規則・儀礼は、それに関わる文物の移動や受容を伴いつつ、寺院間のネットワークのなかで広く伝播していった。寺院社会における僧の生活規範を示す「清規」書や儀礼次第書、そして儀礼の場で用いられた仏像や仏画などの文物に着目し、東アジア世界との関わりの中で展開した鎌倉仏教の宗教史的・美術史的・文化史的意義を総合的な視点から解明する。
目次 第1部 日宋間の人的交流とその場(泉涌寺開山への諸相―『不可棄法師伝』にそって;泉涌寺創建と仏牙舎利―泉涌寺僧聞陽房湛海の行状再考;泉涌寺と南宋仏教の人的交流 ほか);第2部 南宋仏教文化・儀礼・文物の受容と展開(南宋律院請来の威儀・法式・法会次第の受容と泉涌寺流の展開―新出資料『南山北義見聞私記』発見の意義;泉涌寺流における結夏儀礼の復興と南都諸寺院への影響―俊〓(じょう)請来の道宣、元照律師像の流布を視座として;泉涌寺旧蔵「涅槃変相図」とその儀礼の復元的考察―鎌倉時代における宋式涅槃儀令の受容 ほか);資料篇(泉涌寺不可棄法師伝;仏牙舎利関係資料;北京戒光律寺古記 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-21044-3   4-585-21044-X
書誌番号 1113569557
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113569557

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