エクス・リブリス --
ウーヴェ・ティム /著, 松永美穂 /訳   -- 白水社 -- 2018.7 -- 20cm -- 191p

資料詳細

タイトル ぼくの兄の場合
シリーズ名 エクス・リブリス
著者名等 ウーヴェ・ティム /著, 松永美穂 /訳  
出版 白水社 2018.7
大きさ等 20cm 191p
分類 946
件名 世界戦争(1939~1945)-ドイツ
注記 原タイトル:Am Beispiel meines Bruders
著者紹介 【ウーヴェ・ティム】1940年ハンブルク生まれ。ミュンヘン大学で哲学とドイツ文学を学び、パリのソルボンヌ大学にも留学。パリから戻った1967年以降、学生運動にも参加。1970年代から作家活動を始め、1993年の『カレーソーセージをめぐるレーナの物語』(河出書房新社)、2001年の『赤』などの作品で人気作家に。2001年にバイエルン芸術アカデミー賞を受賞。ほかにも2009年のハインリヒ・ベル賞など数多くの文学賞を受賞している。ミュンヘン在住。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 1942年、ナチ・ドイツの武装親衛隊に入隊し、翌年、19歳の若さで戦死した兄。戦後民主主義の教育を受けて育った弟である著者が、残された日記や手紙から兄の人生を再構成しつつ、「戦争の記憶」とは何かを問いかける。
要旨 16歳年上の兄カール・ハインツは、ヒトラーユーゲントの教育に染まり、武装親衛隊のエリート部隊である「髑髏師団」に入隊する。ハリコフ攻防戦やクルスクの戦いにも参加するが、戦闘中に両足に重傷を負い、切断を余儀なくされ、ウクライナの野戦病院で息を引き取った。第一次世界大戦に自ら志願して従軍し、第二次世界大戦でも戦った父は、兄を誇りに思い、その死を深く悔やむ。いっぽう母は、息子が戦争犯罪に加担しなかったと固く信じながら、戦地から届いた兄の遺品を、半世紀にわたり化粧台に入れて大切に保管していた。兄より年長の姉は、娘である自分が兄ほど父に愛されなかったことを自覚しつつ、それでもやはり自分は父に愛されていたと信じようとする。兄の遺した日記や手紙を読みながら、著者は、戦争の記憶をほとんどもたない自身の半生、さらには両親や姉の人生を振り返る。ナチズムと国家による暴力、戦時下の小市民の生活について、短いテクストの集積で語りつつ、読む者に深い問いを投げかける。
ISBN(13)、ISBN 978-4-560-09056-5   4-560-09056-4
書誌番号 1113607120
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113607120

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