変革する保守王国の謎を解く -- 集英社新書 --
井手英策 /著   -- 集英社 -- 2018.8 -- 18cm -- 220p

資料詳細

タイトル 富山は日本のスウェーデン
副書名 変革する保守王国の謎を解く
シリーズ名 集英社新書
著者名等 井手英策 /著  
出版 集英社 2018.8
大きさ等 18cm 220p
分類 369.02142
件名 社会福祉-富山県 , 地域社会-富山県 , 保守主義
注記 文献あり
著者紹介 1972年福岡県生まれ。博士(経済学)。東京大学大学院経済学研究科博士課程を単位取得退学し、日本銀行金融研究所に勤務。その後、横浜国立大学などを経て、慶應義塾大学経済学部教授に就任。専門は財政社会学。著書に『経済の時代の終焉』(岩波書店)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 ワークシェアリング的な雇用環境、女性が働きやすい仕組み、独居老人の少なさ…。保守的な土地柄のはずの富山で「リベラルの理想」が実現しつつある。10年間にわたって富山でのフィールドワークを続けてきた財政学者が問う、左右の思想を架橋する1冊。
要旨 富山県は県民総生産が全国三一位の小さな自治体だが、一人当たりの所得では六位、勤労者世帯の実収入では四位に浮上する。背景にあるのは、ワークシェアリング的な雇用環境と女性が働きやすい仕組みだ。さらに、公教育への高い信頼、独居老人の少なさなど、まるでリベラルの理想が実現しているかのようだ。しかし、北陸は個人よりも共同体の秩序を重視する保守的な土地柄とされる。富山も例外ではない。つまり、保守王国の中から「日本的な北欧型社会」に向けた大きなうねりが起きているのだ。一〇年間にわたって富山でのフィールドワークを続けてきた財政学者が問う、左右の思想を架橋する一冊。
目次 序章 保守と革新、右と左を超えていくために;第1章 富山の「ゆたかさ」はどこから来るのか;第2章 どのように富山県の「ゆたかさ」は形づくられたのか?;第3章 家族のように支え合い、地域で学び、生きていく;第4章 危機を乗り越えるために「富山らしさ」を考える;終章 富山から透視する「歴史を動かす地域の力」
ISBN(13)、ISBN 978-4-08-721044-6   4-08-721044-8
書誌番号 1113614930
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113614930

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