非常時日本の楠公崇拝 --
谷田博幸 /著   -- 河出書房新社 -- 2019.2 -- 20cm -- 349p

資料詳細

タイトル 国家はいかに「楠木正成」を作ったのか
副書名 非常時日本の楠公崇拝
著者名等 谷田博幸 /著  
出版 河出書房新社 2019.2
大きさ等 20cm 349p
分類 210.7
件名 日本-歴史-昭和前期 , 日本精神-歴史-昭和前期 , 軍国主義-歴史 , 教育と政治
個人件名 楠木 正成
注記 文献あり
著者紹介 1954年、富山県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、滋賀大学教授(西洋近代美術史)。著書に『ヴィクトリア朝挿絵画家列伝』(図書出版社、1993)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「楠木正成」は政治にいかに利用されたか?戦前、「玉砕」も「特攻」も天皇のための死を美化する「楠公精神」から派生した。学者も作家もこぞって楠木正成を称揚した経緯を検証する。
要旨 「戦後」の終焉を新たな「戦前」の始まりとしないために。「玉砕」も「特攻」も「散華」も、「楠公精神」から派生した。国家、学者、作家が、こぞって楠木正成を称揚した経緯を検証する!!
目次 第1章 「逆賊」礼賛―中島久萬吉商工相の「尊氏問題」(中島久萬吉;波乱の貴族院本会議 ほか);第2章 楠木正成はいかに教えられたか―臣民教育の中の大楠公(国史教科書の中の楠公父子;楠木正成はいかに教えられたか);第3章 非常時の祝祭―楠公顕彰の立役者たち(言論報国七〇年―徳富蘇峰;昭和の楠木正成―荒木貞夫 ほか);第4章 昭和太平記―非常時「楠公小説」案内(菊池寛;直木三十五 ほか);終章 祭りのあと―大鳥居崩落(湊川神社と藤巻正之宮司;大鳥居の建設、そして崩落 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-309-22757-3   4-309-22757-0
書誌番号 1113662180
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113662180

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