長瀬由美 /著   -- 勉誠出版 -- 2019.2 -- 22cm -- 296,13p

資料詳細

タイトル 源氏物語と平安朝漢文学
著者名等 長瀬由美 /著  
出版 勉誠出版 2019.2
大きさ等 22cm 296,13p
分類 913.36
件名 源氏物語 , 漢詩(日本)-歴史-平安時代 , 漢文-歴史
個人件名 紫式部
注記 索引あり
著者紹介 1975年生まれ。都留文科大学文学部国文学科教授。専門は平安朝文学。主な論文に「『源氏物語』と中唐白居易詩について」(『2014年パリ・シンポジウム 源氏物語とポエジー』青簡舎、2015年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:一条朝前後の漢詩文における『白氏文集』諷諭詩の受容. 菅原文時「封事三箇条」について. 一条朝文人の官職・位階と文学. 一条朝の文人貴族と惟宗允亮. 平安時代の「長恨歌」受容. 『源氏物語』准拠の手法と唐代伝奇・中唐の文学観. 『源氏物語』と中国文学史との交錯. 『源氏物語』と史書の接点. 中唐白居易の文学と『源氏物語』. 『源氏物語』と「長恨歌」. 朝顔巻の紫の上. 荒廃した邸宅と狐. 『紫式部日記』の思考の姿
要旨 平安時代の文人貴族にとって、漢の思想・文化は、ある種の規範かつ憧憬の対象としてあった。なかでも白居易の詩文は日本に舶載されて以来、広く愛され、日本の漢文世界に深く根をおろすとともに、『源氏物語』などの物語文学を育む豊かな土壌となった。仮名文学が興隆して国風文化が開花し、また一方で、漢文学的な文化潮流が再興し頂点に達した一条朝の時代―その時代に花開いた和漢の作品を丁寧に読み込み、そこにあらわれる表現を丹念に分析することで、和の内なる漢のあり方、和漢の交響を文学史上に位置付ける。
目次 1 白居易の文学と平安中期漢詩文(一条朝前後の漢詩文における『白氏文集』諷諭詩の受容;菅原文時「封事箇条」について;一条朝文人の官職・位階と文学―大江匡衡・藤原行成・藤原為時をめぐって;一条朝の文人貴族と惟宗允亮―源為憲詩を起点として;平安時代の「長恨歌」受容―金澤文庫本『白氏文集』の訓から);2 『源氏物語』と漢詩文世界(『源氏物語』准拠の手法と唐代伝奇・中唐の文学観;『源氏物語』と中国文学史との交錯―不可知なるものへの語りの方法;『源氏物語』と史書の接点―童謡の方法);3 白居易の文学と『源氏物語』(中唐白居易の文学と『源氏物語』―諷諭詩と感傷詩の受容について;『源氏物語』と「長恨歌」―正編から続編へ;朝顔巻の紫の上―月と人と 白居易詩のこころへ;荒廃した邸宅と狐―『源氏物語』蓬生巻と白居易「凶宅」詩;『紫式部日記』の思考の姿―白居易詩「身」と「心」詠との関連において)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-29173-2   4-585-29173-3
書誌番号 1113669431
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113669431

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