堂上の古典学と古今伝受 --
海野圭介 /著   -- 勉誠出版 -- 2019.2 -- 22cm -- 616,38p

資料詳細

タイトル 和歌を読み解く和歌を伝える
副書名 堂上の古典学と古今伝受
著者名等 海野圭介 /著  
出版 勉誠出版 2019.2
大きさ等 22cm 616,38p
分類 911.1351
件名 古今和歌集 , 日本文学-歴史-平安時代
注記 索引あり
著者紹介 1969年、静岡県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)大阪大学。大学共同利用機関法人人間文化研究機構国文学研究資料館・准教授、総合研究大学院大学・准教授(併任)。専門は和歌文学、書誌学。主要著書に国立歴史民俗博物館編『国立歴史民俗博物館資料目録8-1高松宮家伝来禁裏本目録 分類目録編』(国立歴史民俗博物館、2009年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:幽玄に読みなす物語. わが身を卑下する人々の本性. 海人の刈る藻に住む虫の寓意. 抄と講釈. 室町の和歌を読む. 始発期の三条西家古典学と実隆. 吉田神道と古今伝受. 細川幽斎と古今伝受. 古今伝受の空間と儀礼. 確立期の御所伝受と和歌の家. 古今集後水尾院御抄の成立. 後水尾院の古今伝受. 古今伝受切紙と口伝. 古今伝受後の後西院による目録の作成. 霊元院の古今集講釈とその聞書. 中院家旧蔵古今集注釈関連資料. 堂上の諸抄集成. 堂上聞書の中の源氏物語. 儒学と堂上古典学の邂逅. A History of Readings
内容紹介 古典を読み解き、その知識を再構築すること、それらを秘して、伝え、残していくこと…。伝授の形式が整備されていった室町期から江戸初期にかけての学問形成の過程とその内実を、諸資料の博捜により考察。古典継承の史的展開を探る。
要旨 平安期に成立した『古今和歌集』『伊勢物語』『源氏物語』などの作品は、文学的素養を支えるのみならず、行動規範としての教訓性や倫理性を示す「古典」として、とくに堂上と称された公家たちの知的基盤の形成に大きな影響を与えた。なかでも『古今集』に関する秘説の伝受は「古今伝受」と称され、王朝古典をめぐる様々な学問の頂点に据えられることとなった―。物語や和歌に関する注釈や講釈が盛んにおこなわれ、伝受の形式が整備されていった室町期から江戸初期にかけての学問形成の過程とその内実を、諸資料の博捜により考察。
目次 第1部 和歌を読み解く―古典講釈の輪郭;第2部 和歌を伝える―古今伝受の伝書・儀礼・空間;第3部 歌の道をかたちづくる―御所伝受の形成と展開;第4部 歌の道と心のありよう―古典学の思索とその行方;資料篇;英文論考 A History of Readings:Medieval Interpretations of the Kokin wakashu
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-29176-3   4-585-29176-8
書誌番号 1113670456
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113670456

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