龍之介幻想 --
デイヴィッド・ピース /著, 黒原敏行 /訳   -- 文藝春秋 -- 2019.3 -- 20cm -- 367p

資料詳細

タイトル Xと云う患者
副書名 龍之介幻想
著者名等 デイヴィッド・ピース /著, 黒原敏行 /訳  
出版 文藝春秋 2019.3
大きさ等 20cm 367p
分類 933.7
注記 原タイトル:PATIENT X
注記 文献あり
著者紹介 【デイヴィッド・ピース】David Peace 1967年、イギリス生まれ。作家。1994年に日本に移り住み、仕事のかたわら執筆した『1974 ジョーカー』で作家デビュー。同作にはじまる「ヨークシャー四部作」はイギリスでTVドラマ化された。第二次世界大戦直後の東京で起きた現実の犯罪をモチーフとする「東京三部作」第一作『TOKYO YEAR ZERO』を2007年に、帝銀事件を描く第二作『占領都市』を2009年に発表。現在、下山国鉄総裁怪死事件を描く第三作を執筆中。『TOKYO YEAR ZERO』でドイツ・ミステリ大賞、『GB84』でジェイムズ・テイト・ブラック記念賞を受賞。2011年より、東京大学文学部で教鞭を執る。東京在住。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序. 糸の後、糸の前. 地獄変の屏風. 反復. 切り裂きジャックの寝室. 二度語られた話. 黄いろい基督. 戦争の後、戦争の前. 悪魔祓い師たち. 災禍の後、災禍の前. 河童聖人. 基督の幽霊たち. 事の後、事の前
内容紹介 暗黒小説の旗手としてデビューしたデイヴィッド・ピースが、敬愛してやまぬ芥川龍之介の文学を自身の暗黒の詩学とコラージュ/マッシュアップして編み上げた、イギリス文学にして日本文学。幻想と不安のタペストリー。
要旨 小説家、芥川龍之介。東方と西方の物語と伝承と信仰に魅せられた男。そのなかで静かに渦を巻く不安。それがページから少しずつ滲み出す。半透明の歯車が帝都を襲った震災の瓦礫の彼方にうごめき、頽廃の上海の川面には死んだ犬が浮き沈み、己が生み出した虚構の分身と邂逅し、キリストと信仰の物語に心を囚われ、漱石がロンドンでの怪異を語る。河童。ポオ。堀川保吉。ドッペルゲンゲル。鴉。マリア像。歯車。羅生門、藪の中、蜘蛛の糸、西方の人―キリスト。私のキリスト。イギリスの鬼才が芥川文学をコラージュし/マッシュアップし/リミックスして生み出した幻想と不安のタペストリーを、精妙に美しい日本語に移し替えた決定的翻訳。文学的にして音響的、イギリス文学であり日本文学であり、近代文学と現代文学を越境する野心作。
ISBN(13)、ISBN 978-4-16-391001-7   4-16-391001-8
書誌番号 1113674653
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113674653

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 933/ヒ 一般書 利用可 - 2064484055 iLisvirtual
保土ケ谷 公開 Map 933/ヒ 一般書 利用可 - 2064524782 iLisvirtual
磯子 公開 Map 933/ヒ 一般書 利用可 - 2064816376 iLisvirtual