ナボコフ・コレクション --
ウラジーミル・ナボコフ /著, 沼野充義 /訳   -- 新潮社 -- 2019.7 -- 20cm -- 635,2p

資料詳細

タイトル 賜物
シリーズ名 ナボコフ・コレクション
著者名等 ウラジーミル・ナボコフ /著, 沼野充義 /訳  
出版 新潮社 2019.7
大きさ等 20cm 635,2p
分類 983
注記 原タイトル:Дар
注記 年譜あり
著者紹介 【ウラジーミル・ナボコフ】1899年、サンクト・ペテルブルグで貴族の家に生まれる。1919年、ロシア革命により家族で西欧に亡命。ケンブリッジ大学卒業後、ベルリン、パリと移り住み、主にロシア語で執筆活動を続ける。1940年、アメリカに移住。ハーバード大学などで教育、研究に携わる傍ら、英語でも創作活動を本格的に始める。1955年に英語で発表された『ロリータ』が大センセーションを起こし、教師の職を辞す。1977年死去。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 ロシアから亡命した駆け出しの詩人フョードルは、祖国への郷愁、父への追慕、恋愛などを通じて芸術家へと成長していく。言葉遊戯を尽くし、偉大なるロシア文学作品の引喩に彩られた「賜物」と、ナボコフの死後に発表された初邦訳の短篇「父の蝶」を収録。
要旨 「賜物」(1938)。フョードルはロシアからベルリンに亡命し、初の詩集を出版したばかりの文学青年。家庭教師で糊口をしのぎつつ、文学サロンに顔を出し、作家修行に励むのだが、詩集の反応は薄く、父の伝記を書こうとしては断念する。しかし転居を機に下宿先の娘ジーナと恋仲になり、19世紀の急進的思想家、チェルヌィシェフスキーの評伝に取りかかる。ナボコフの自伝的要素を含んだ、ロシア語時代の集大成となる「芸術家小説」。「父の蝶」。「賜物」の主人公フョードルが語り手となり、鱗翅学者としての父親の功績を偲ぶ、なかばエッセイのような短篇小説。父が編纂した蝶類図鑑の理想的なまでの魅力を語り、父が提唱した新たな分類学の理論を解読しながら、フョードルは亡き父の像を浮かび上がらせてゆく。「賜物」の単行本に並録する予定で執筆されたという見方が有力だが、未完成のまま遺され、ナボコフの死後、息子のドミートリイによって発表された。
ISBN(13)、ISBN 978-4-10-505609-4   4-10-505609-3
書誌番号 1113709847
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113709847

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 983 一般書 利用可 - 2064993103 iLisvirtual
磯子 公開 Map 983 一般書 利用可 - 2065040266 iLisvirtual