不可視なエネルギーの諸相 --
栗田英彦 /編, 塚田穂高 /編, 吉永進一 /編   -- 国書刊行会 -- 2019.9 -- 22cm -- 399,15p

資料詳細

タイトル 近現代日本の民間精神療法
副書名 不可視なエネルギーの諸相
著者名等 栗田英彦 /編, 塚田穂高 /編, 吉永進一 /編  
出版 国書刊行会 2019.9
大きさ等 22cm 399,15p
分類 147.7
件名 心霊研究-歴史
注記 索引あり
著者紹介 【栗田英彦】1978年生。愛知県立大学、愛知学院大学等非常勤講師。東北大学大学院文学研究科修了。文学(博士)。専門は宗教学、思想史。主な業績:「霊動をめぐるポリティクス──大正期日本の霊概念と身体」(菊谷竜太・滝澤克彦編『身体的実践としてのシャマニズム』東北大学東北アジア研究センター、2013年)、「明治30年代における「修養」概念と将来の宗教の構想」(『宗教研究』第89巻第3輯、2015年)、「岡田虎二郎の思想と実践──越境する歴史のなかで」(第12回涙骨賞最優秀賞受賞論文、2016年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 催眠術は明治に輸入されて大正期に霊術・精神療法へと発展し、ヨーガと日本の腹式呼吸法が混じり合い、エネルギー概念が「気」に接合される。これは「呪術の近代化」「催眠術の呪術化」であり、西洋の近代オカルティズム、アメリカのニューソートと並行するグローバルなオカルティズム運動であった。その全体像を多様な視点から横断的に描く、初の本格的論集。
目次 1 流入する科学的エネルギーとヨーガ(物理療法の誕生―不可視エネルギーをめぐる近代日本の医・療・術;松本道別の人体放射能論―日本における西欧近代科学受容の一断面;ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン―別名、ヨギ・ラマチャラカ);2 産み出す“気”と産み出される“思想”(政教分離・自由民権・気の思想―川合清丸、吐納法を以て天下国家を平地す;玉利喜造の霊気説の形成過程とその淵源―伝統と科学の野合;霊術・身体から宗教・国家へ―三井甲之の「手のひら療治」;活元運動の歴史―野口整体の史的変容);3 還流するレイキ(大正期の臼井霊気療法―その起源と他の精神療法との関係;臼井霊気療法からレイキへ―トランス・パシフィックによる変容;「背景化」するレイキ―現代のスピリチュアル・セラピーにおける位置づけ);4 民間精神療法主要人物および著作ガイド(萌芽期一八六八~一九〇三年;精神療法前期一九〇三~一九〇八年;精神療法中期一九〇八~一九二一年;精神療法後期一九二一~一九三〇年;療術期一九三〇~一九四五年)
ISBN(13)、ISBN 978-4-336-06380-9   4-336-06380-X
書誌番号 1113723300
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113723300

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