ホロコースト史学論集 --
ダン・ストーン /〔著〕, 上村忠男 /編訳   -- みすず書房 -- 2019.11 -- 20cm -- 279p

資料詳細

タイトル 野蛮のハーモニー
副書名 ホロコースト史学論集
著者名等 ダン・ストーン /〔著〕, 上村忠男 /編訳  
出版 みすず書房 2019.11
大きさ等 20cm 279p
分類 209.74
件名 ホロコースト
注記 著作目録あり
著者紹介 【ダン・ストーン】ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校歴史学部教授。同大学ホロコースト研究所所長。ホロコーストの歴史以外にも、比較ジェノサイド論、ファシズム、「人種」概念の歴史、それに歴史理論などに関心を寄せている思想史家である。Patterns of Prejudice、Journal of Genocide Research等各誌の編集委員、帝国戦争博物館のホロコースト・ギャラリー(ロンドン、2021年にリニューアルオープン予定)再編成のための学術諮問委員会議長を務める。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「アウシュヴィッツ・シンドローム」を超えて. ホロコーストと「人間」. 物語理論とホロコースト史学. ホロコースト史学と文化史. ダン・ストーン編『ホロコーストと歴史の方法論』序論. 過去を破門する?. ゾンダーコマンドの撮った写真. 野蛮のハーモニー
内容紹介 冷戦終結後、ホロコースト史学は大きく様変わりした。ホロコーストはヨーロッパ各国の体制や地域住民が関わる複雑な現象として見直しが進んでいる。歴史の核心にある暗くて不透明なものをいかに語るか。歴史の方法論と思想史の最前線に立つ論考集。
要旨 冷戦終結後、ポーランド・ルーマニア・ハンガリーなど旧社会主義国だった東ヨーロッパの文書保管所の資料が公開され、ホロコースト史学は大きく様変わりした。ホロコーストはアウシュヴィッツに象徴されるナチス・ドイツのユダヤ人絶滅計画に収まらない、ヨーロッパ各国の体制や地域住民が関わる複雑な現象として見直しが進んでいる。本書では物語理論や文化史、比較ジェノサイド論、トラウマ理論などの影響が追跡される。ホロコーストをいかに語るのかは、「記憶をめぐる戦争」が進行中のヨーロッパでは死活問題なのである。歴史についてどれほど多くのことが知られていても、ものごとの核心には暗くて不透明なものが残っている。同じ過去を表象するのにも多数のやり方がある。「限界に位置する出来事」であったホロコーストをどのように語るのかは、社会の状態を測るバロメータとなるだろう。歴史の方法論と思想史の最前線に立つ論考集である。
目次 第1章 「アウシュヴィッツ・シンドローム」を超えて―冷戦後のホロコースト史学;第2章 ホロコーストと「人間」;第3章 物語理論とホロコースト史学;第4章 ホロコースト史学と文化史;第5章 ダン・ストーン編『ホロコーストと歴史の方法論』序論;第6章 過去を破門する?―ホロコースト史学における物語論と合理的構築主義;第7章 ゾンダーコマンドの撮った写真;第8章 野蛮のハーモニー―「アウシュヴィッツの巻物」をホロコースト史学のなかに位置づける
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-08855-4   4-622-08855-X
書誌番号 1113735636
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113735636

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