シェイクスピアと日本人 -- 学術選書 --
芦津かおり /著   -- 京都大学学術出版会 -- 2020.8 -- 19cm -- 329p

資料詳細

タイトル 股倉からみる『ハムレット』
副書名 シェイクスピアと日本人
シリーズ名 学術選書
著者名等 芦津かおり /著  
出版 京都大学学術出版会 2020.8
大きさ等 19cm 329p
分類 932.5
件名 ハムレット(戯曲) , 翻案 , 文学者-日本-歴史-明治以後 , 日本と西洋
個人件名 シェークスピア,ウィリアム
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 神戸大学人文学研究科教授(英米文学)。京都大学文学部卒業後、シェイクスピア・インスティテュート(バーミンガム大学)、京都大学大学院文学研究科修士、博士課程(英語学英米文学専攻)にて学ぶ。その後、日本学術振興会特別研究員などを経て2010年より神戸大学に勤務。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序論. 漱石の「股のぞき」. あの狂言の攻撃をやらう. 妾にはどうしても言ひたい事がある. 太宰治の『新ハムレット』と大岡昇平の『ハムレット日記』. 久生十蘭「ハムレット」. 仮名垣魯文と織田紘二の『葉武列土倭錦絵』をめぐって. 宗片邦義の『英語能ハムレット』. 『ハムレット』受容史を書き換える. 結論にかえて
内容紹介 明治期以降、夏目漱石や志賀直哉らが次々と悲劇『ハムレット』の翻案を執筆した。翻案とは、原作を新たな文脈にふさわしい形に書き直すこと。外国の「名作古典」がどのように浸透したのか、日本と西洋との関係性、異文化受容の本質の一端を明らかにする。
要旨 明治期以降、西洋の文物が日本に流入するなかでシェイクスピア文学への関心も高まりをみせ、夏目漱石や志賀直哉など、代表的な近代作家たちが次々と悲劇『ハムレット』の翻案を執筆する。翻案とは、原作を新たな文脈にふさわしい形に書き直すことである。日本の文化にこの外国の「名作古典」がどのように浸透したのか、翻案作業の「現場」を浮かび上がらせ、日本と西洋との関係性、さらに異文化受容の本質の一端を明らかにする。
目次 第1部 近代作家と『ハムレット』(漱石の「股のぞき」;「あの狂言の攻撃をやらう」―志賀直哉「クローディアスの日記」の創作的批評;「妾にはどうしても言ひたい事がある」―小林秀雄「おふえりや遺文」における言葉と『ハムレット』批評);第2部 第二次世界大戦と『ハムレット』翻案(太宰治の『新ハムレット』と大岡昇平の『ハムレット日記』;久生十蘭「ハムレット」―政治的アレゴリーを読み解く);第3部 グローバル時代と東西文化の融合(仮名垣魯文と織田紘二の『葉武列土倭錦絵』をめぐって―“文化融合”の背後にあるもの;宗片邦義の『英語能ハムレット』―「生死はもはや問題ではない」;『ハムレット』受容史を書き換える―堤春恵と二十世紀末の日本)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0286-3   4-8140-0286-6
書誌番号 1113806116
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113806116

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