加藤周一生誕百年記念国際シンポジウム講演録 --
三浦信孝 /編, 鷲巣力 /編   -- 水声社 -- 2020.9 -- 22cm -- 456p

資料詳細

タイトル 加藤周一を21世紀に引き継ぐために
副書名 加藤周一生誕百年記念国際シンポジウム講演録
著者名等 三浦信孝 /編, 鷲巣力 /編  
出版 水声社 2020.9
大きさ等 22cm 456p
分類 910.268
個人件名 加藤 周一
著者紹介 【三浦信孝】1945年生まれ。日仏会館顧問、中央大学名誉教授(フランス研究)。著書に『現代フランスを読む』(大修館書店、2002年)、編著に『自由論の討議空間』(勁草書房、2010年)、訳書にB・ベルナルディ『ジャン=ジャック・ルソーの政治哲学』(勁草書房、2014年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:加藤周一は「洋学紳士」か、それとも「日本人論」者か? 樋口陽一著. 「雑種文化論」と日本の近代化 ピエール=フランソワ・スイリ著. 沈黙する羊、歌う羊 小熊英二著. 遠くの鏡「知力と愛情」 イルメラ・日地谷=キルシュネライト著. 加藤周一と「日本語で書く」こと 水村美苗著. 加藤周一の日本古典文学研究 ソーニャ・アンツェン著. 『日本文化における時間と空間』のフランスにおける受容、かくも残念な誤解 クリストフ・サブレ著. 加藤周一と「二重の光」 ジュリー・ブロック著. 文化・人権・立憲主義 山元一著. 『日本その心とかたち』再読 三浦篤著. 非ヘーゲル的な夕暮れへの招待 片岡大右著. 〈戦争文化〉への抵抗をめぐって 海老坂武著. ヴァレリーを読む加藤周一 三浦信孝著. 文学とは何か 澤田直著. クレオール思想とバチカン外交 西谷修著. パトリオティズムとナショナリズム 白井聡著. 加藤周一生誕百年記念講演会へのメッセージ ソーニャ・カトー著. 近代日本の土台と知識人の苦悩 奈良勝司著. 対談における加藤周一 孫歌著. 加藤周一『日本文学史序説』と池澤夏樹=個人編集『日本文学全集』 池澤夏樹著. 韓国から見た「雑種文化論」 李成市著. 雑種文化論と韓国・中国・日本 林慶澤述 王中忱述 樋口陽一述 小関素明司会. 加藤周一『日本文学史序説』が意味すること 鷲巣力著
内容紹介 戦後日本を代表する国際的知識人であり、語の真正の意味での批評家にして作家・加藤周一。なによりも言葉と人間を愛し、大切に考えるがゆえに加藤周一は戦争に反対し続け、希望を捨てなかった。その加藤の呼びかけに応える1冊。
要旨 「戦争の世紀」を生きた加藤周一は、人間の生命と自由を侵す戦争に抗し、人間を信じ、言葉を愛し、人間の平等と尊厳を大事にした。どんなに少数者になっても希望を捨てない。このような加藤の思想と行動から出発し、次の時代をいかに歩むのか。それがわれわれの課題である。
目次 まえがき―加藤周一の呼びかけに応える「少数者」たちの輪;第1部 加藤周一の知的遺産と世界の中の日本(「雑種文化論」の射程;私たちが加藤周一に負うもの;加藤周一をめぐる誤解を晴らす;加藤周一を批判的に継承する;加藤周一における文学と政治;加藤周一を超えて考える、世界の中の日本);第2部 東アジアにおける加藤周一(加藤周一生誕百年記念講演会へのメッセージ;講演;パネルディスカッション;寄稿);あとがき―加藤周一の呼びかけに応じ「少数者」の矜恃と連帯を保って
ISBN(13)、ISBN 978-4-8010-0513-6   4-8010-0513-6
書誌番号 1113813043
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113813043

所蔵

所蔵は 0 件です。現在の予約件数は 2 件です。