増えすぎた日本の野生動物たち -- イースト新書 --
田中淳夫 /著   -- イースト・プレス -- 2020.10 -- 18cm -- 189p

資料詳細

タイトル 獣害列島
副書名 増えすぎた日本の野生動物たち
シリーズ名 イースト新書
著者名等 田中淳夫 /著  
出版 イースト・プレス 2020.10
大きさ等 18cm 189p
分類 654.8
件名 鳥獣害-日本
注記 文献あり
著者紹介 1959年大阪生まれ。奈良県在住。静岡大学農学部林学科卒。探検部の活動を通して野生動物に興味を抱く。同大学を卒業後、出版社、新聞社等を経てフリーの森林ジャーナリストになり、森と人の関係をテーマに執筆活動を続けている。著作は『イノシシと人間』(共著、古今書院)ほか多数。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 食害、人身被害、生態系の破壊、そして感染症…。「住処を奪われている」のは人間の方だった。一部の野生動物が生息数を大きく膨らませている現状と、さまざまな被害が広がっていることを紹介。なぜ増えているのかを考察し、動物と人間の共生の可能性を探る。
要旨 近年、街中にシカやイノシシ、クマが出没して、よく騒ぎになっている。ニュースで目にした方も多いことだろう。しかし、そうした野生動物による「獣害」の実態を知る者は少ない。捕獲頭数はシカとイノシシだけで年間一〇〇万頭を優に超え、農林水産業被害の総額は、報告されていないものを含めれば年間一〇〇〇億円を超えるといわれている。「人間は動物の住処を奪っている」と思っている人は多いが、実際はむしろ「動物が人間の住処を奪っている」のだ。様々な媒体で動物と人、そして森の関係を取り上げてきた森林ジャーナリストが、日本の緊急事態・獣害の実態に迫る。
目次 第1章 日本は野生動物の楽園?(身近な野生動物、イヌとネコ;列島全域が「奈良公園」状態 ほか);第2章 破壊される自然と人間社会(鳥獣被害額は一〇〇〇億円以上?;森林を草原にする知られざる破壊力 ほか);第3章 野生動物が増えた本当の理由(国が野生動物を保護した時代;仮説1 地球温暖化で冬を越しやすくなった? ほか);第4章 食べて減らす?誤解だらけのジビエ振興(害獣駆除で生じる「もったいない」;期待される猟友会の危うい現実 ほか);第5章 獣害列島の行く末(トキは害鳥!苛烈な江戸時代の獣害;獣害が少なかった時代の謎解き ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7816-5127-9   4-7816-5127-5
書誌番号 1113820084
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113820084

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