人はなぜ使いたくなるのか --
椎名美智 /著   -- ひつじ書房 -- 2021.1 -- 22cm -- 289p

資料詳細

タイトル 「させていただく」の語用論
副書名 人はなぜ使いたくなるのか
著者名等 椎名美智 /著  
出版 ひつじ書房 2021.1
大きさ等 22cm 289p
分類 810.1
件名 日本語-語用論
注記 欧文タイトル:The Pragmatics of Sasete‐itadaku
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 宮崎県生まれ。1978年お茶の水女子大学卒業。1980年エジンバラ大学大学院修士課程修了。1988年お茶の水女子大学大学院博士課程満期退学。2005年ランカスター大学大学院博士課程修了(Ph.D)。2019年放送大学大学院博士課程修了(博士(学術))。現在は法政大学文学部英文学科教授。主な編著書・訳書『歴史語用論入門』(共編著、大修館書店、2011年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 「させていただく」と言われて怒る人がいる一方で、「させていただく」の氾濫はとどまるところを知らない。なぜ人は使ってしまい、何ゆえ違和感が生まれるのか?この問いに答えるべく、歴史的経緯を辿り、許容と違和の境界を探る。
目次 第1章 イントロダクション―「させていただく」という問題系と歴史社会語用論的アプローチ(はじめに:歴史社会語用論的アプローチ;ベネファクティブ体系の成立;本書の構成);第2章 先行研究のレビューと分析の方向性―「させていただく」の問題系とは何か?(本動詞としての授受動詞の先行研究;現代日本語におけるベネファクティブの先行研究;古典日本語におけるベネファクティブの先行研究;現代日本語における「させていただく」の先行研究;先行研究のまとめ;「させていただく」という問題系とは何か?―3つのリサーチ・クエスチョン);第3章 質問紙による意識調査―「させていただく」の「文法化」と「新丁重語」の誕生(調査デザインと調査概要;分析方法:決定木分析の有効性;調査結果からの考察;「させていただく」についての意識調査結果からの考察;まとめ);第4章 「させていただく」の前接部と後接部―2つのコーパス・データの調査結果(2つのコーパスの概要;コーパスの分析結果;コーパス調査から得られた洞察);第5章 2つの調査結果の考察―ベネファクティブ「させていただく」使用拡大の要因と影響(2つの調査結果のまとめ;結語:「させていただく」という問題系への解;総括:ゴフマンの概念から見た敬意漸減のメカニズム;(補遺)「させていただく」の今);付録
ISBN(13)、ISBN 978-4-8234-1056-7   4-8234-1056-4
書誌番号 1113850628
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113850628

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 3階一般調査 Map 810.1 一般書 利用可 - 2070427896 iLisvirtual
金沢 公開 Map 810 一般書 利用可 - 2071248294 iLisvirtual