鶴見良次 /著   -- 開拓社 -- 2021.3 -- 22cm -- 273p

資料詳細

タイトル イギリス近代の英語教科書
著者名等 鶴見良次 /著  
出版 開拓社 2021.3
大きさ等 22cm 273p
分類 372.33
件名 国語教育-イギリス-歴史-近代 , 教科書-イギリス-歴史-近代
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1955年東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科単位取得満期退学。ケンブリッジ大学ダーウィン・カレッジ客員研究員などを経て、現在、成城大学文芸学部英文学科教授。博士(文学)。イギリス文学専攻。著書に『マザー・グースとイギリス近代』(岩波書店、日本児童文学学会特別賞)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序論. 慈善学校の概要. 生徒のための信仰と学習の心得書. 教師のための指導の手引書. 分析的綴り字から統合的綴り字へ. 「慣用」重視の母語教育. 『教理問答付きABC』の伝統. スペリング・ブックのなかの聖書. 英語教材としての聖書. 最下級の生徒のための学校文法. 誤文訂正練習による文法指導. 英語教材としての墓碑詩. 讃美歌集から英詩アンソロジーへ. 結論
内容紹介 宗教教育に付随して始められた読み書き教育は、やがて「英語」という近代的な教科として自立し、世俗化し、独自のカリキュラムを持つようになる。イギリス近代における「英語」という教科の成立過程を、当時の教科書をはじめ膨大な資料から解明する。
要旨 イギリス近代の貧しい子供たちはどのような目的で、どのように読み書きを学んだのか。宗教教育に付随するものとして始められた読み書き教育は、やがて「英語」という近代的な教科として自立し、世俗化し、独自のカリキュラムを持つようになる。著者は、教科としての「英語」の成立過程を、民衆教育の隆盛期に用いられた英語教科書をはじめ、関連する史料などの膨大な第1次資料から解き明かした。英語学史と教育史に跨る新たな知見を提示する画期的な書。
目次 第1部 カリキュラム(慈善学校の概要;生徒のための信仰と学習の心得書―ホワイト・ケネット『クリスチャンの生徒』(c.1702);教師のための指導の手引書―ジェイムズ・トールボット『クリスチャンの教師』(1707));第2部 綴り字と発音(分析的綴り字から統合的綴り字へ―トマス・クランプ『正書法の解剖』(1712);「慣用」重視の母語教育―アイザック・ウォッツ『英語の読み方書き方』(1721));第3部 綴り字とリーディング(『教理問答付きABC』の伝統―ヘンリー・ディクソン『英語教師』(1728)他;スペリング・ブックのなかの聖書―フランシス・フォックス『綴り字とリーディング入門』(1730年代)他;英語教材としての司書―ジョゼフ・ハザード刊『簡約 旧約・新約聖書物語』);第4部 文法(最下級の生徒のための学校文法―ウィリアム・ラウトン『実用英文法』(1734);誤文訂正練習による文法指導―アン・フィシャー『新英文法』(「1745」));第5部 文学(英語教材としての墓碑詩―ヴァイセシマス・ノックス『エレガント・エクストラクツ・詩編』(「c.1784」)他;讃美歌集から英詩アンソロジーへ―エリザベス・ヒル『ポエティカル・モニター』正続(1796、「1811」))
ISBN(13)、ISBN 978-4-7589-2299-9   4-7589-2299-3
書誌番号 1113865625
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113865625

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 372.3 一般書 利用可 - 2070817856 iLisvirtual