桜井昌司 /著   -- マガジンハウス -- 2021.4 -- 19cm -- 160p

資料詳細

タイトル 俺の上には空がある広い空が
著者名等 桜井昌司 /著  
出版 マガジンハウス 2021.4
大きさ等 19cm 160p
分類 916
件名 冤罪 , 布川事件(1967)
著者紹介 1947年栃木県生まれ。高校中退後いくつかの職を転々とする。67年茨城県北相馬郡利根町布川で起きた強盗殺人事件の容疑者として逮捕され、78年に無期懲役確定。29年間を獄中で過ごし、96年仮釈放。利根町に住み、土木建設会社に勤務する傍ら、第二次再審請求申し立てに向けて準備を進める。2001年第二次再審請求申し立て。05年地裁による再審開始決定。09年特別抗告棄却で最高裁による再審開始決定。11年無罪判決。事件後、43年7カ月を経てようやく無実が認められる。服役中から詩作と作曲に取り組む。著書に『獄中詩集 壁のうた――無実の二十九年・魂の記録』がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 やってない強盗殺人事件で罪を着せられて、無罪と認められるまで43年7カ月。うち29年間を獄中で過ごした。現在、74歳。一昨年に癌が見つかり、医師からは余命1年と宣告された著者が、獄中で書き綴った自作の詩とともに、今伝えたい思いをまとめた。
要旨 20歳に秋に始まった冤罪との闘い。43年7カ月に及んだ歳月は、まったく無駄な時間ではなかった。自分にとって必要な時間だった。無実の罪を着せられて29年間を獄中で過ごす。絶望しながら、人の優しさに触れ、人を想う心を知った。齢74、末期癌。余命宣告を受けた今、伝えたいこと。
目次 強さと優しさに;余命1年の宣告;待つ;事件発覚―20歳 1967年8月30日;夜風に金木犀は香って初めての手錠は冷たかった―20歳 1967年10月10日;人をだました心が自分をも裏切って嘘の自白をした―20歳 1967年10月15日;嘘が真実に変わった 人殺しの犯人だと裁判官が言った(一審判決・無期懲役)―23歳 1970年10月6日;寒い季節よりも冷たい言葉で裁判官が誤りを重ねた(二審判決・控訴棄却)―26歳 1973年12月20日;母が逝った それでも春風が吹いた―30歳 1977年3月20日;看守の鋭い足音が最高裁判所の決定を運んで来た 刑務所生活が始まった(最高裁上告棄却・千葉刑務所に服役)―31歳 1978年7月3日〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN 978-4-8387-3148-0   4-8387-3148-5
書誌番号 1113869854
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113869854

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