16世紀の一粉挽屋の世界像 -- 新装版 --
カルロ・ギンズブルグ /〔著〕, 杉山光信 /訳   -- みすず書房 -- 2021.5 -- 20cm -- 360p

資料詳細

タイトル チーズとうじ虫
副書名 16世紀の一粉挽屋の世界像
版情報 新装版
著者名等 カルロ・ギンズブルグ /〔著〕, 杉山光信 /訳  
出版 みすず書房 2021.5
大きさ等 20cm 360p
分類 198.2237
件名 カトリック教徒-イタリア-歴史-16世紀 , 宗教裁判 , 異端(キリスト教)
個人件名 スカンデッラ,ドメニコ
注記 原タイトル:IL FORMAGGIO E I VERMI
著者紹介 【カルロ・ギンズブルグ】歴史家。1939年、イタリアのトリーノに生まれる。ピサ高等師範学校専修課程修了。ボローニャ大学・近世史講座教授、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校教授を経て、ピサ高等師範学校教授。著書『夜の合戦-16-17世紀の魔術と農耕信仰』(上村忠男訳、みすず書房1986[原著1966])ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 1583年イタリア東北部、フリウリ地方において、人びとからはメノッキオと呼ばれている、粉挽屋が告訴された。2度にわたる裁判を経て焚刑に処せられた彼は何者か。埋もれた史料を駆使しつつ地方農民のミクロコスモスを復元、民衆文化の深層に迫る1冊。
要旨 1583年9月、イタリア東北部、当時はヴェネツィア共和国本土属領のフリウリ地方において、ひとりの粉挽屋が教皇庁により告訴された。名をドメニコ・スカンデッラといい、人びとからはメノッキオと呼ばれていた。職業柄、白のチョッキ、白のマント、白麻の帽子をいつも身に着け、そして裁判の席にあらわれるのもこの白ずくめの服装だった。「各人はその職業に従って働く。あるものは身体を動かし骨折って働き、あるものは馬鍬で耕す、そして私はといえば神を冒涜するのが仕事だ」「私が考え信じるところでは、すべてはカオスである、すなわち土、空気、水、火のすべてが渾然一体となったものである。この全体は次第に塊になっていった。ちょうど牛乳からチーズができるように。そしてチーズの塊からうじ虫が湧き出るように天使たちが出現したのだ」かく語り、二度にわたる裁判を経て焚刑に処せられたメノッキオとは何者か。異端審問記録ほか埋もれた史料を駆使しつつ地方農民のミクロコスモスを復元、民衆文化の深層にスリリングに迫ったギンズブルグ史学の初期傑作。
目次 メノッキオ;村;最初の審問;「悪魔に憑かれている」?;コンコルディアからポルトグルアロへ;「高い地位にある方々に対して存分に語る」;古いものを残した社会;「かれらは貧しい人びとからむさぼりとる」;「ルター派」と再洗礼派;粉挽屋、絵師、道化〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-09023-6   4-622-09023-6
書誌番号 1113878118
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113878118

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