「蝦夷」から先住民族へ --
リチャード・シドル /〔著〕, マーク・ウィンチェスター /訳   -- 岩波書店 -- 2021.7 -- 22cm -- 397,12p

資料詳細

タイトル アイヌ通史
副書名 「蝦夷」から先住民族へ
著者名等 リチャード・シドル /〔著〕, マーク・ウィンチェスター /訳  
出版 岩波書店 2021.7
大きさ等 22cm 397,12p
分類 316.81
件名 アイヌ-歴史
注記 原タイトル:RACE,RESISTANCE AND THE AINU OF JAPAN
注記 文献あり 年表あり 索引あり
著者紹介 【リチャード・シドル】1959年スリランカ生まれ.81年にレディング大学を卒業(理学士号,農業経済学).イギリスのシェフィールド大学大学院に入学.95年,アイヌ近現代史についての博士論文で博士課程を修了.博士(日本研究).琉球大学で日本学術振興会客員研究員を経て,97年にシェフィールド大学大学院東アジア研究所の助教授に着任.2011年に日本に戻り,19年まで北海道大学特任教授を務める.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 言説・表象・政策を横断しながら、和人の行動を規定したアイヌの差別構造と、そこへ介入・抵抗し、ついには自らを先住民族として世界史に定義していったアイヌ自身の歴史を描き出す。植民地主義/人種差別主義研究の成果を導入した画期的アイヌ史。
要旨 日本社会においてアイヌはいかに人種化され、人種差別の対象となってきたのか。また、そうした差別と抑圧に対して、アイヌがどのように抵抗を重ねてきたのか―。歴史学をはじめとして社会科学における不可欠な分析概念となった人種とエスニシティを全面的に導入した本書は、英米圏における第一級のアイヌ史として、後続する研究に多大な影響を与えてきた。一九九六年の原著出版以降の変化を追った補章、および訳者による充実した解題を追加し、今なお日本社会に深く横たわるアイヌへの差別構造を問う。
目次 第1章 「人種」、エスニシティとアイヌ;第2章 夷人と鬼;第3章 旧土人;第4章 滅びゆく民族;第5章 瞳輝く―アイヌの抗議と抵抗(一八六九年~一九四五年);第6章 アイヌ解放と福祉植民地主義―新しいアイヌの政治と国家の反応;第7章 自らのために歩み始める―アイヌ民族の出現;補章 画期的な出来事か―一九九七年のアイヌ文化振興法とその影響
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-061481-8   4-00-061481-9
書誌番号 1113895722
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113895722

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