ナチス・ドイツの強制断種と「安楽死」 --
中野智世 /著, 木畑和子 /著, 梅原秀元 /著, 紀愛子 /著   -- 新評論 -- 2021.10 -- 20cm -- 330p

資料詳細

タイトル 価値を否定された人々
副書名 ナチス・ドイツの強制断種と「安楽死」
著者名等 中野智世 /著, 木畑和子 /著, 梅原秀元 /著, 紀愛子 /著  
出版 新評論 2021.10
大きさ等 20cm 330p
分類 498.2
件名 優生問題-ドイツ-歴史-1933~1945 , ナチズム
注記 表紙のタイトル:Vernichtung lebensunwerten Lebens
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【中野智世】成城大学文芸学部教授。専門はドイツ近現代史・社会史。主著『近代ヨーロッパとキリスト教』(共編著、勁草書房、2016)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序. 優生学とナチス・ドイツの強制断種手術 木畑和子著. 「安楽死」という名の大量虐殺 梅原秀元著. 「安楽死」の犠牲者 中野智世著. 強制断種・「安楽死」の過去と戦後ドイツ 紀愛子著. 結
内容紹介 生と尊厳の破壊はなぜ可能となったのか。加害・犠牲者の両面からこの事象の思想的背景、計画・実行プロセスを明らかにし、過去と地続きの、私たちの「今」を逆照射。「人間の価値」とは何か、人間を価値づけるとはどういうことなのかを考える。
要旨 本書は、ナチス・ドイツの強制断種政策と「安楽死」の歴史を、最新の研究成果に基づいて明らかにしようとする試みである。ナチ体制下のドイツでは、ユダヤ人のみならず、病気や障害のある人々、社会規範に逸脱すると見なされた人々が、優生学を背景とする政策によって「価値のない」「社会の負担となる」存在として強制的に断種(不妊化)され、戦時下においては秘密裡に殺害されていた。これらの措置の犠牲になった人々の数は、強制断種が四〇万人、「安楽死」が三〇万人とされている。本書は、この事象の計画や実行のプロセス、思想的背景、加害者となった医療や福祉関係者、および犠牲者とその家族の姿などを描くとともに、この問題が長きにわたる忘却と隠蔽の時代を経て、近年ようやく「ナチの不正」として謝罪と補償、そして追悼の対象となるまでの道のりを明らかにする。
目次 第1章 優生学とナチス・ドイツの強制断種手術(優生学とは;ヴァイマル共和国時代の優生学 ほか);第2章 「安楽死」という名の大量虐殺―その始まりと展開(「良い死」と大量殺害―安楽死という言葉をめぐって;さまざまな殺害―ナチスによる「安楽死」の概観 ほか);第3章 「安楽死」の犠牲者―バイエルン地方のある精神病院の事例から(エグルフィング・ハール精神病院;「安楽死」の展開と犠牲者の経験 ほか);第4章 強制断種・「安楽死」の過去の戦後ドイツ(関与した者たちはどう裁かれたのか;医学界はナチの過去とどのように向き合ってきたのか ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7948-1192-9   4-7948-1192-6
書誌番号 1113911125
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113911125

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 Map 498.2 一般書 利用可 - 2071349651 iLisvirtual
港北 公開 Map 498.2 一般書 利用可 - 2071878018 iLisvirtual