昭和50年-52年度 --
山田晶 /著   -- 知泉書館 -- 2021.12 -- 22cm -- 279,8p

資料詳細

タイトル 中世哲学講義 第3巻
各巻タイトル 昭和50年-52年度
著者名等 山田晶 /著  
出版 知泉書館 2021.12
大きさ等 22cm 279,8p
分類 132
件名 中世哲学
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【山田晶】大正11年生まれ。昭和19年京都帝国大学文学部哲学科卒業後、大阪市立大学文学部を経て、昭和40年に京都大学文学部助教授、昭和43年に教授となる。昭和60年に京都大学を定年退職後、南山大学文学部教授、聖霊短期大学特任教授。平成20年没。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 京都大学の学部生に向けた昭和41年から58年まで18年に及ぶ「中世哲学」講義を全5巻に収録した、他に類のない貴重な記録である。講義は明快な語り口とともに、そのつどの関心や研究成果を織り交ぜ、中世哲学の意味や意義、そして歴史的に形成されてきた中世哲学の背景など、多様なヨーロッパ中世への招待となっている。本巻では昭和50‐52年度までの3年間の講義を収載する。キリスト教におけるグノーシス思想、とくにパウロのグノーシス思想を考察するために、プラトンとアリストテレスのグノーシス概念を比較検討し、両者における意味の違いを考察する。さらにヘレニズム時代におけるエピクロスとストア派のグノーシスが「宗教的救済知」であることを明らかにする。それらを踏まえてヘレニズム世界に新たに勃興してきたキリスト教のグノーシス的側面が解明される。パウロが『コリント前書』で論じる信者間の「分裂」や「性生活」、さらに「霊的賜物」や「結婚」の問題等について、グノーシス思想との関連に基づく分析・解明は、『中世哲学講義』全五巻の論述の中でも圧巻の明晰性、独自性、そして深度を示している。山田晶教授の広範な歴史的視野と独自の着想は、若い読者のみならず研究者にとっても示唆に富むものである。講義の臨場感を味わいつつ、講義を組み立てるうえで盛り込まれている有益な事例は、現場の教師にとり参考となろう。
目次 昭和五〇年度(一九七五年)前期講義;昭和五〇年度(一九七五年)後期講義;昭和五一年度(一九七六年)前期講義;昭和五一年度(一九七六年)後期講義;昭和五二年度(一九七七年)前期講義;昭和五二年度(一九七七年)後期講義
ISBN(13)、ISBN 978-4-86285-353-0   4-86285-353-6
書誌番号 1113935564
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113935564

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