段銭の成立と展開 -- アジア遊学 --
志賀節子 /編, 三枝暁子 /編, 高木純一 /〔ほか執筆〕   -- 勉誠社(制作) -- 2022.5 -- 21cm -- 214p

資料詳細

タイトル 日本中世の課税制度
副書名 段銭の成立と展開
シリーズ名 アジア遊学
著者名等 志賀節子 /編, 三枝暁子 /編, 高木純一 /〔ほか執筆〕  
出版 勉誠社(制作) 2022.5
大きさ等 21cm 214p
分類 345.21
件名 アジア-雑誌 , 租税制度-日本-歴史-中世
要旨 段銭(反銭)は、田一反毎に一定額の銭を一律に賦課した中世特有の税制である。朝廷・幕府の行う国家的行事や、寺社の造営・修造などを名目として臨時に賦課徴収された。その実態は時期により変容しており、室町幕府をはじめ守護や寺社など、様々な賦課主体が、どのように段銭を徴収していたのかについては、これまで十分には検討されていない。国家中枢から在地社会に至るまでの諸階層が、深く関与していた段銭徴収の実態を探ることで、日本中世の収取構造、さらには税制を通じた支配秩序の形成過程を明らかにする。
目次 1 室町幕府段銭収取制度の成立と展開(平安・鎌倉期の段米・段銭―一国平均役との関係を中心に;足利義満政権下での官庁段銭について;康正二年造内裏段銭の収納機関―国立国会図書館本「造内裏段銭并国役引付」の検討から;室町幕府将軍直臣編成の展開と京済・守護不入特権;室町期京都における地口銭賦課体制の成立過程);2 荘園領主段銭の諸様相(戦国期北野社の領主段銭;戦国期賀茂別雷神社の収取制度と段銭);3 守護・戦国大名段銭の変容過程(天文七年の山城下郡段銭と三好政長;十五世紀後半における備後守護山名氏の段銭収取と国人;戦国大名毛利氏による備中一宮社領への段銭賦課;大内氏分国における段銭収取システムと知行制);段銭研究の可能性-成果と課題
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-32516-1   4-585-32516-6
書誌番号 1113972294
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113972294

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