日記資料から研究方法を拓く --
和田敦彦 /編, 須山智裕 /〔ほか執筆〕   -- 文学通信 -- 2022.6 -- 22cm -- 281p

資料詳細

タイトル 職業作家の生活と出版環境
副書名 日記資料から研究方法を拓く
著者名等 和田敦彦 /編, 須山智裕 /〔ほか執筆〕  
出版 文学通信 2022.6
大きさ等 22cm 281p
分類 910.268
個人件名 榛葉 英治
注記 欧文タイトル:A Pronovelist’s Life in Media Transition
著者紹介 【和田敦彦】早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。著書に『読むということ』(ひつじ書房、1997)ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:はじめに-文学研究の方法とリソースの可能性 和田敦彦著. カストリ雑誌に消費された純文芸作家 須山智裕著. モデル小説の応酬とその批評性 加藤優著. 純文学を志向する中間小説作家・榛葉英治 田中祐介著. 一九六〇年映画と文学のすれ違う共闘 中野綾子著. 作家が描いた引揚げ体験と南京大虐殺事件 和田敦彦著. 作家はなぜ「釣り」を書くのか 河内聡子著. データ編-日記資料から何がわかるか
内容紹介 作家、とりわけ、忘れられた作家やマイナーな著述を研究するとはどういうことか。どういう表現を、どういう作家や資料を、文学研究はとりあげるべきなのか。研究方法そのものを問い直し、文学研究の意義や方法を新たに見出していこうとする1冊。
要旨 流行や出版環境、経済状況といったいわば「不純な」要因と関係し合ったものとして作家や小説の価値をとらえる。日記から広がる新しい研究。メディア、金銭収支、人脈、雑誌、癌、飲酒、時事問題―半世紀にわたる日記から見た小説を書くという営み。
目次 第1部 論考編―作家とメディア環境(作家とカストリ雑誌のせめぎ合い カストリ雑誌に消費された純文芸作家―榛葉初期作品における「性」と肉体;モデル小説の権利問題と影響力 モデル小説の応酬とその批評性―榛葉英治『誘惑者』と四条寒一「縄の帯」;戦後の文芸メディア変動の力学 純文学を志向する中間小説作家・榛葉英治―文芸メディア変動期における自己像の模索とその帰結;文学と映画の関わり 一九六〇年映画と文学のすれ違う共闘―榛葉英治『乾いた湖』の映画化による改変をめぐって;戦争の記憶とその継承 作家が描いた引揚げ体験と南京大虐殺事件―『城壁』との関わりから ほか);第2部 データ編―日記資料から何がわかるか(日記への関わり方―日記のなかに書かれた「日記」の記録;作家の経済活動―金銭収支の記録;文壇グループの動態―人脈の記録;雑誌メディアへの言及の変遷―雑誌に関する記録;「癌」という病―癌に関する記録 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-909658-82-1   4-909658-82-3
書誌番号 1113976095
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113976095

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