渡辺康行 /著   -- 岩波書店 -- 2022.10 -- 22cm -- 514p

資料詳細

タイトル 憲法裁判の法理
著者名等 渡辺康行 /著  
出版 岩波書店 2022.10
大きさ等 22cm 514p
分類 327.01
件名 憲法裁判-日本 , 憲法裁判-ドイツ
注記 索引あり
著者紹介 1957年生まれ。一橋大学大学院法学研究科特任教授。憲法学。東北大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。一橋大学大学院法学研究科教授などを経て現職。主な著作に、『「内心の自由」の法理』(岩波書店)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:本書の関心・考察方法. ドイツ連邦憲法裁判所とドイツの憲法政治. 裁判官による法継続形成とその限界. 裁判判決の恣意および裁判の法と法律への拘束. ドイツ連邦憲法裁判所研究・拾遺. 「法の支配」の立憲主義的保障は「裁判官の支配」を超えうるか. 司法審査の対象と限界. 政党の内部自治と司法審査. 団体の内部自治と司法審査. 地方議会の自律的権能と司法審査. 地方議会議員に対する出席停止の懲罰と司法審査. 「裁判官の市民的自由」と「司法に対する国民の信頼」の間. 裁判官弾劾制度少考. 広島市暴走族追放条例事件判決の基礎的考察. 憲法訴訟の現状. 国公法違反事件上告審判決に向けて. 合憲判断の方法. 憲法判例における比較衡量論. 最高裁判所判事としての団藤重光. 最高裁判所判事としての藤田宙靖. 最高裁裁判官と「司法部の立ち位置」. 裁判官研究・拾遺《書評》『現代日本の司法-「司法制度改革」以降の人と制度』. 裁判官の「積極的な政治運動」と国家公務員の「政治的行為」
内容紹介 アメリカ憲法研究を基盤とする従来の憲法訴訟論とは異なるタイプの憲法訴訟論があることを示した著者のこれまでの研究の営為を集成した論文集。ドイツ憲法学、法理論、判例分析、裁判官論という4つの視角から、日本における憲法裁判の現状を考察する。
要旨 アメリカ憲法研究を基盤とする従来の憲法訴訟論とは異なるタイプの憲法訴訟論があることを示して、学界に刺激を与えてきた著者のこれまでの研究の営為を集成、ドイツ憲法学、法理論、判例分析、裁判官論という四つの視角から、日本における憲法裁判の現状を多角的に考察する。
目次 序章 本書の関心・考察方法;第1部 ドイツにおける憲法裁判権(ドイツ連邦憲法裁判所とドイツの憲法政治;裁判官による法継続形成とその限界―ソラヤ決定;裁判判決の恣意および裁判の法と法律への拘束―連邦弁護士手数料法事件決定;ドイツ連邦憲法裁判所研究・拾遺);第2部 法の支配と司法権(「法の支配」の立憲主義的保障は「裁判官の支配」を超えうるか―「法の支配」論争を読む;司法審査の対象と限界―富山大学判決を読み直す;〔補論〕政党の内部自治と司法審査―共産党袴田事件判決;団体の内部自治と司法審査―地方議会を中心として;〔補論1〕地方議会の自立的権能と司法審査―岩沼市市議会議員出席停止処分事件 大法廷判決を機縁として;〔補論2〕地方議会議員に対する出席停止の懲罰と司法審査;「裁判官の市民的自由」と「司法に対する国民の信頼」の間―裁判官の分限事件から考える;〔補論〕裁判官弾劾制度少考―岡口其一裁判官の訴追を契機として);第3部 憲法訴訟(広島市暴走族追放条例事件判決の基礎的考察―その二つの正当化審査について;憲法訴訟の現状―「ピアノ判決」と「暴走族判決」を素材として;〔補論〕国公法違反事件上告審判決に向けて―猿払基準の行方;合憲判断の方法―合憲限定解釈と憲法適合的解釈;憲法判例における比較衝量論―その歴史と現在);第4部 裁判官(最高裁判所判事としての団藤重光―「リベラルなタカ」の挫折と価値;最高裁判所判事としての藤田宙靖―憲法事件における「適正な紛争解決」とは;最高裁裁判官と「司法部の立ち位置」―千葉勝美裁判官の違憲審査観;〔補論〕裁判官研究・拾遺―《書評》『現代日本の司法―「司法制度改革」以降の人と制度』);終章 裁判官の「積極的な政治運動」と国家公務員の「政治的行為」
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-061564-8   4-00-061564-5
書誌番号 1122007285
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122007285

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