移行期における正統への志向 -- オンデマンド版 --
田中尚子 /著   -- 勉誠社(制作) -- 2022.11 -- 21cm -- 356,13p

資料詳細

タイトル 室町の学問と知の継承
副書名 移行期における正統への志向
版情報 オンデマンド版
著者名等 田中尚子 /著  
出版 勉誠社(制作) 2022.11
大きさ等 21cm 356,13p
分類 210.46
件名 日本-文化-歴史-室町時代 , 学術-日本-歴史-室町時代
注記 初版:勉誠出版 2017年刊
注記 索引あり
内容 内容:『碧山日録』に見る太極の三史への取り組み. 『漢書抄』第一冊の注釈姿勢. 『史記抄』における日本関連叙述. 『史記抄』「扁鵲倉公伝」にみる桃源瑞仙の志向性. 月舟寿桂と医学. 中世禅林における中国文化の受容. 『碧山日録』に見る人的交流. 清原宣賢の式目注釈. 三史の享受と三国志享受との連関性. 林鵞峰の書籍収集と学問. 二十一史通読に見る林鵞峰の学問姿勢. 「詠三国人物十二絶句」考. 『太平記鈔』における三国志の享受. 中国故事の受容と変容. 『笠置寺縁起』の成立とその背景. 『歯長寺縁起』の志向性. 室町の学問の根源にあるもの
要旨 人びとは、なぜ乱世に学知を形成していったのか―。戦乱の世から新たな政治秩序へと向かう混沌とした時代、特筆すべき知の動きがあった。それは革新的なものを取り入れつつも、伝統を再生産し、正統性を希求していく…。室町期に形作られた知のあり方を、五山僧や公家学者などの担い手の変遷、さらには林家におよぶ近世への継承のかたちから解き明かす。
目次 第1部 異国への視線と自国意識―五山僧と中国史書(『碧山日録』に見る太極の三史への取り組み―長禄・寛正期における学問の一様相;『漢書抄』第一冊の注釈姿勢―例示としての日本関連叙述を中心に ほか);第2部 連環する人と学問―五山僧から公家学者へ(月舟寿桂と医学―『幻雲文集』に見る五山と医家の接点;中世禅林における中国文化の受容―『碧山日録』内「匡廬十八賢図」鑑賞記事を中心に ほか);第3部 先代の継承―室町から江戸へ(林鵞峰の書籍収集と学問―『国史館日録』再考;二十一史通読に見る林鵞峰の学問姿勢―『国史館日録』『南塾乗』との関わりから ほか);第4部 変容する知―地方、そして聖地が生み出す学問(『笠置寺縁起』の成立とその背景―東大寺と『太平記』の問題を中心に;『歯長寺縁起』の志向性―地方の学問の一端として);終章 室町の学問の根源にあるもの―今後の展望として
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-89156-7   4-585-89156-0
書誌番号 1122016119
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122016119

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