売買春・恋愛の近現代史 --
寺澤優 /著   -- 有志舎 -- 2022.12 -- 22cm -- 311,4p

資料詳細

タイトル 戦前日本の私娼・性風俗産業と大衆社会
副書名 売買春・恋愛の近現代史
著者名等 寺澤優 /著  
出版 有志舎 2022.12
大きさ等 22cm 311,4p
分類 368.4
件名 娼婦-日本-歴史-1868~1945 , 性風俗業-日本-歴史-1868~1945 , 売春-日本-歴史-1868~1945 , 恋愛-歴史-20世紀
注記 索引あり
著者紹介 2019年、立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)。ドイツ・ルール大学ボーフム校東アジア研究学部研究生、日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員、立命館史資料センター調査研究員。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:近代日本における私娼・性風俗研究の可能性. 大正芸妓の売買春と黙認問題. 東京二大銘酒屋街形成と「私娼撲滅」の挫折. 戦前期の全国芸妓屋同盟会の設立と拡大. 身売りと都市売買春産業がかかえる問題. 花柳界がうみだす花柳界弱者と廃娼論. 大正期の「恋愛」論における「個」と人格. 一九三〇年代のカフェーの性風俗化による「女郎屋ハカイ」. カフェーにおける性の「大衆」化が示すもの. ダンスホール閉鎖問題にみる戦時の性風俗・「自由恋愛」のゆくえ. 売買春・性風俗を変容させるもの
内容紹介 戦前の風俗や売買春に関する意識を問いつつ、公娼制度や廃娼運動中心の研究を超えてその構造を明らかにしていき、さらに男性側の心理も考察。それらから現代社会における売買春や性風俗をめぐる「常識」や前提を問い直し、再考する。
要旨 かつて売春が合法とされていた時代に存在した違法な売春。それはなぜ存在し、人々はそこに何を求め、モダニズム下でどのように変容したのか。戦前日本の性風俗に関する意識とその構造を明らかにする。
目次 序章 近代日本における私娼・性風俗研究の可能性;第1部 大正期の私娼と“準公娼制度”への編入―芸妓・酌婦の実態と震災後の再編(大正芸妓の売買春と黙認問題;東京二大銘酒屋街形成と「私娼撲滅」の挫折;戦前期の全国芸妓屋同盟会の設立と拡大―逃亡防止ネットワークから仲裁機関へ);第2部 身売り問題と花柳界遊びにみる“準公娼制度”の限界(身売りと都市売買春産業がかかえる問題―芸娼妓酌婦紹介業を中心に;花柳界がうみだす花柳界弱者と廃娼論―村嶋歸之『歓楽の墓』から;大正期の「恋愛」論における「個」と人格―厨川白村『近代の恋愛観』を中心に);第3部 「エロ・グロ・ナンセンス」時代の到来―売買春から「擬似恋愛」的性風俗産業へ(一九三〇年代のカフェーの性風俗化による「女郎屋ハカイ」;カフェーにおける性の「大衆」化が示すもの―「擬似恋愛」と「自由」性の希求;ダンスホール閉鎖問題にみる戦時の性風俗・「自由恋愛」のゆくえ―「舞踏場及び舞踏教授所の取締に関する件」から ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-908672-61-3   4-908672-61-X
書誌番号 1122021441
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122021441

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