〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ --
小川公代 /編, 吉野由利 /編, 河野哲也 /〔ほか執筆〕   -- 水声社 -- 2023.3 -- 20cm -- 308p

資料詳細

タイトル 感受性とジェンダー
副書名 〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ
著者名等 小川公代 /編, 吉野由利 /編, 河野哲也 /〔ほか執筆〕  
出版 水声社 2023.3
大きさ等 20cm 308p
分類 904
件名 文学 , 共感 , ジェンダー-文学上
著者紹介 【小川公代】上智大学教授。ロマン主義文学、医学史。著書に、『ケアする惑星』(講談社、2023)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:二一世紀から感受性文化と感情史を辿る 小川公代著. 他者への共感 小川公代著. 怒りは道徳的に正しいか? 河野哲也著. 歴史学と文学のはざま? 森田直子著. 市民社会と宗教 大河内昌著. ヒュームの共感論・再訪 犬塚元著. ポウプ、コラルドー、そしてルソー 井上櫻子著. 愛情の偽装 川津雅江著. 感受性の居場所 土井良子著. 恐怖の感染、恐怖の消費 原田範行著. 感受性の洗練と誤認 吉野由利著. 「共感」の矛盾と限界 大石和欣著
内容紹介 近年、「共感」は時代を理解するキーワードとなった。しかし、この感性は18世紀の「感受性」文化にその萌芽を宿していた。ジェンダーをめぐる言説を通して、「共感」の可能性から、その矛盾と限界までを探った論集。
要旨 尊厳を踏みにじられた他者をケアして連帯する一方、感情の激発や煽動が危惧されもする昨今、「共感」は時代を理解するキーワードとなった。しかし、この感性は現代に始まったのではなく、一八世紀の「感受性」文化にその萌芽を宿していた―ロマン主義文学、道徳哲学、ジェンダーをめぐる言説を通して、「共感」の可能性から、その矛盾と限界までを探る!
目次 序論 二一世紀から感受性文化と感情史を辿る;第1部 感情史と現代(他者への共感―惑星的見地から感受性文学を考える;怒りは道徳的に正しいか?―ヌスバウムと感情の現代哲学;歴史学と文学のはざま?―感受性文学を手がかりに感情史を考える);第2部 感受性の思想と文化(市民社会と宗教―ヒュームの『自然宗教をめぐる対話』;ヒュームの共感論・再訪―共感とは受動的で主観的な感情伝染か;ポウプ、コラルドー、そしてルソー―『新エロイーズ』における感受性の諸相;愛情の偽装―『娘たちへの父親の遺産』とウルストンクラフ卜;感受性の居場所―オースティンの初期作品から『分別と多感』へ);第3部 感受性の誤認と帝国(恐怖の感染、恐怖の消費―超常現象と公共圏形成;感受性の洗練と誤認―エッジワースとオースティンの描く「共感」の帝国;「共感」の矛盾と限界―『ジェイン・エア』における感情の問題)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8010-0713-0   4-8010-0713-9
書誌番号 1122042698
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122042698

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