献血をボランタリー行為として読み解く -- MINERVA社会学叢書 --
吉武由彩 /著   -- ミネルヴァ書房 -- 2023.3 -- 22cm -- 274p

資料詳細

タイトル 匿名他者への贈与と想像力の社会学
副書名 献血をボランタリー行為として読み解く
シリーズ名 MINERVA社会学叢書
著者名等 吉武由彩 /著  
出版 ミネルヴァ書房 2023.3
大きさ等 22cm 274p
分類 492.269
件名 供血
注記 索引あり
著者紹介 1987年、長崎県長崎市生まれ。2018年、九州大学大学院人間環境学府人間共生システム専攻博士後期課程単位取得退学。2021年、博士(人間環境学、九州大学)。現在、熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:献血をボランタリー行為として読み解く. 匿名他者への贈与と想像力の社会学に向けて. 日本における血液事業と献血推進政策. 献血はどのように捉えられてきたか. 誰が献血するのか. 多回数献血者と想像力. 受血者不在の場合における献血動機の実態. 献血者の生活史. 献血を重ねることと互酬性の予期. 献血を重ねることと生きづらさ. 匿名他者への贈与を支えるもの
内容紹介 匿名他者への贈与はいかにしてなされているのか。これまでは家族や友人に血液製剤を使用した人がいる場合に献血が促されると指摘されてきた。これに対し、家族や友人に血液製剤を使用した人がいない場合に、なぜ人々は血液を提供するのかを論ずる。
要旨 私たちの生活は匿名他者との非対面的な関係性によっても支えられている。献血においては、提供された血液は顔も名前も知らない他者のもとへ届けられ、それが必要な人々の生活を支えている。こうした匿名他者への贈与はいかにしてなされているのか。これまでは家族や友人に血液製剤を使用した人がいる場合に献血が捉されると指摘されてきた。これに対して本書では、家族や友人に血液製剤を使用した人がいない場合に、なぜ人々は血液を提供するのかを論ずる。
目次 序章 献血をボランタリー行為として読み解く;第1部 献血を問うこと(匿名他者への贈与と想像力の社会学に向けて;日本における血液事業と献血推進政策;献血はどのように捉えられてきたか―先行研究の整理);第2部 献血者とは誰か(誰が献血するのか―献血の計量的分析;多回数献血者と想像力―受血者の存在と献血);第3部 受血者不在への着目(受血者不在の場合における献血動機の実態―消極的献血層の動機変化;献血者の生活史;献血を重ねることと互酬性の予期;献血を重ねることと生きづらさ;匿名他者への贈与を支えるもの)
ISBN(13)、ISBN 978-4-623-09532-2   4-623-09532-0
書誌番号 1122049082
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122049082

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