世界と時間に別の仕方で存在するために --
菅野優香 /著   -- フィルムアート社 -- 2023.4 -- 19cm -- 381,7p

資料詳細

タイトル クィア・シネマ
副書名 世界と時間に別の仕方で存在するために
著者名等 菅野優香 /著  
出版 フィルムアート社 2023.4
大きさ等 19cm 381,7p
分類 778.2
件名 映画 , 同性愛-芸術上
注記 索引あり
著者紹介 カリフォルニア大学アーヴァイン校博士課程修了(視覚研究)。現在、同志社大学グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程教授。専門は映画・視覚文化研究、クィア・スタディーズ。編著に『クィア・シネマ・スタディーズ』(晃洋書房、2021年)、共著に『日活ロマンポルノ性の美学と政治学』(水声社、2023年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:クィア・シネマの場所. クィア・シネマを知るために. クィア・シネマの可能性. ヒッチコック問題. ハイスミス映画のクィアと逸脱. ヘプバーンの脆弱さと自由. ジュディ・ガーランドを愛するということ. 時間の映画. 最愛の夫. 話者の遍在. 水平の美学. 『ウォーターメロン・ウーマン』とオルタナティヴ・ヒストリー. パンパン、レズビアン、女の共同体. 人種化される欲望. 『女であること』と、川島雄三であること. クィアな共振. 連累の観客論. ゴシップ、あるいはラディカルな知. 政治的なことは映画的なこと. クィア・LGBT映画祭試論. コミュニティを再考する
内容紹介 ジェンダーやセクシュアリティ、人種に対する規範や制度を問い直し、家族主義や都会主義に抗い、直線的な時間に逆らって歴史を書き直した論集。映画的実践と経験が、アクティヴィズムへと連結され、「コミュニティ」を生成する可能性について考える。
要旨 クィア・シネマという「可能性の地平」に向かって。ジェンダーやセクシュアリティ、人種に対する規範や制度を問い直し、家族主義や都会主義に抗い、直線的な時間に逆らって歴史を書き直す。気鋭の研究者が照らし出すクィア・シネマの重層性。アルフレッド・ヒッチコック、オードリー・ヘプバーン、ジュディ・ガーランド、グザヴィエ・ドラン、セリーヌ・シアマ、田中絹代、三池崇史、美輪明宏、原節子、高倉健…作家、スター、作品のみならず観客やコミュニティを縦横に論じる「雑種」で「不純」な映画論。
目次 第1部 映画文化とクィア・スタディーズ(クィア・シネマの場所―歴史を変えるために;クィア・シネマを知るために―クィアの理論と歴史 ほか);第2部 クィア・シネマの再発見(ヒッチコック問題―『レベッカ』と『マーニー』をめぐるフェミニスト/クィア批評;ハイスミス映画のクィアと逸脱―冷戦下のホモセクシュアリティ ほか);第3部 クィア・シネマとスターたち(パンパン、レズビアン、女の共同体―女性映画としての『女ばかりの夜』;人種化される欲望―三池崇史と「沖縄」をめぐる映画的想像力の一考察 ほか);第4部 クィア・シネマと上映空間(政治的なことは映画的なこと―一九七〇年代の「フェミニスト映画運動」;クィア・LGBT映画祭試論―映画文化とクィアの系譜 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8459-2125-6   4-8459-2125-1
書誌番号 1122050656
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122050656

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