オーストリア文学をめぐる16章 --
前田佳一 /編   -- 法政大学出版局 -- 2023.5 -- 22cm -- 428,2p

資料詳細

タイトル モルブス・アウストリアクス
副書名 オーストリア文学をめぐる16章
著者名等 前田佳一 /編  
出版 法政大学出版局 2023.5
大きさ等 22cm 428,2p
分類 940.27
件名 オーストリア文学-歴史-20世紀
注記 欧文タイトル:Morbus Austriacus
著者紹介 1983年生まれ。お茶の水女子大学基幹研究院准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は近現代ドイツ文学、オーストリア文学。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:モルブス・アウストリアクスあるいはオーストリア文学の過去と未来の間 前田佳一著. 「ドイツ」国民叙事詩? 山本潤著. 「全的人間」による共同体の創造 石橋奈智著. 「この時代」の文化批判 桂元嗣著. この小さな国-偶然にも私の故国 杉山有紀子著. 『聖霊降臨節の牧歌』から『聖霊降臨節の旅』へ 杉山有紀子著. ナチスの桂冠詩人か、言語芸術の革新者か 日名淳裕著. 敷居に立つニーベルンゲン 山本潤著. アイヒンガー、アイゼンライヒ、ドーデラー 前田佳一著. インゲボルク・バッハマンと戦後ウィーン 前田佳一著. 「オーストリア的なるもの」の緩慢なる自殺あるいは損傷した物語 前田佳一著. 「けっしてひとりではない」場所 桂元嗣著. 腐食する現在、拓かれる過去 日名淳裕著. トーマス・ベルンハルト『地上でそして地獄で』における反復される「私」 日名淳裕著. 革命とフラグメント 金志成著. ローベルト・ヴァルザー『散歩』とトーマス・ベルンハルト『行く』 葛西敬之著. 自伝が生まれる時 飯島雄太郎著
内容紹介 消滅したかつての帝国をも含む神話への深い執着と愛憎は「オーストリア病(モルブス・アウストリアクス)」と表現される。「ニーベルゲンの歌」からベルンハルトまで。「オーストリア病」が駆動させるアクチュアリティを問う論集。
要旨 消滅したかつての帝国をも含む神話への深い執着と愛憎は「オーストリア病(モルブス・アウストリアクス)」と表現される。「ニーベルンゲンの歌」から、ホーフマンスタール、ムージル、ツヴァイク、バッハマン、ベルンハルトまで、この「病い」が駆動させるアクチュアリティを問う。
目次 序章 モルブス・アウストリアクスあるいはオーストリア文学の過去と未来の間;第1部(「ドイツ」国民叙事詩?―オーストリア文学史叙述における『ニーベルンゲンの歌』;「全的人間」による共同体の創造―ホーフマンスタール『国民の精神的空間としての書物』とディルタイの精神科学;「この時代」の文化批判―ムージルの「カカーニエン」とアウストロ・ファシズム;「この小さな国―偶然にも私の故国」―シュテファン・ツヴァイク『昨日の世界』における「故郷」としてのオーストリア;『聖霊降臨節の牧歌』から『聖霊降臨節の旅』へ―K・H・ヴァッガールにおける第二次世界大戦中/戦後の「故郷」理念の変化;ナチスの桂冠詩人か、言語芸術の革新者か―ヨーゼフ・ヴァインヘーバーの戦後オーストリア文学における立ち位置);第2部(アイヒンガー、アイゼンライヒ、ドーデラー―不信の詩学あるいは「オーストリア的なるもの」の象徴化と神話化;インゲボルク・バッハマンと戦後ウィーン;「オーストリア的なるもの」の緩慢なる自殺あるいは損傷した物語―ゲアハルト・フリッチュの長編『石の上の苔』と『ファッシング』について;「けっしてひとりではない」場所―ミロ・ドールにおける故郷と自伝的語り;腐食する現在、拓かれる過去―イルゼ・アイヒンガーの詩における「錆」の主題;トーマス・ベルンハルト『地上でそして地獄で』における反復される「私」―詩「顔たちの日」と「九篇の聖歌」を例として;革命とフラグメント―初期ベルンハルトの中編小説;ローベルト・ヴァルザー『散歩』とトーマス・ベルンハルト『行く』―二つの歩行する散文の分岐点;自伝が生まれる時―メタフィクションとしてのトーマス・ベルンハルト『推敲』について)
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-49521-2   4-588-49521-6
書誌番号 1122053923
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122053923

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