文明の先導者から文化人の象徴へ -- ちくま新書 --
小川原正道 /著   -- 筑摩書房 -- 2023.8 -- 18cm -- 280p

資料詳細

タイトル 福沢諭吉変貌する肖像
副書名 文明の先導者から文化人の象徴へ
シリーズ名 ちくま新書
著者名等 小川原正道 /著  
出版 筑摩書房 2023.8
大きさ等 18cm 280p
分類 289.1
個人件名 福沢 諭吉
注記 文献あり
著者紹介 1976年生まれ。慶應義塾大学法学部教授、東京大学大学院法学政治学研究科客員研究員。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は日本政治思想史。著書に『福沢諭吉――「官」との闘い』(文藝春秋)、『福沢諭吉の政治思想』(慶應義塾大学出版会)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 福沢の思想は毀誉褒貶にさらされてきた。それは福沢の議論の変化というよりも、世論の側の変化によるものといえる。福沢評価の変遷をたどり、その過程を詳細に考察。福沢の実像を浮かび上がらせる。
要旨 福沢の思想は毀誉褒貶にさらされてきた。それは福沢の議論の変化というよりも、福沢をとりまく世論の側の変化によるものといえる。福沢を評価した徳富蘇峰は、晩年には福沢が日本の伝統的な良風美俗を破壊したと罵倒。戦後は丸山眞男から原則ある実学思想家として賞賛されるも、朝鮮蔑視の脱亜論者として批判もされ、他方で一九八〇年代半ば以降は一万円札の肖像となり、文化人の象徴となった。福沢評価の変遷をたどり、その過程を詳細に考察。福沢の実像を浮かび上がらせる。
目次 序章 福沢を論じた知識人たち;第1章 存命期の論争―学者職分論から修身要領まで;第2章 死去―『福沢先生哀悼録』にみる「文明」の先導者;第3章 忘却から批判へ―大正期から太平洋戦争まで;第4章 華麗なる復活―連合国軍占領と横溢する賛美;第5章 「脱亜論」の主唱者として―戦後歴史学からの批判;終章 一万円札の肖像へ
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-07576-5   4-480-07576-3
書誌番号 1122074192
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122074192

所蔵

所蔵は 2 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
神奈川 公開 Map 289/フ 一般書 利用可 - 2074956494 iLisvirtual
公開 Map 289/フ 一般書 利用可 - 2075068550 iLisvirtual