不可視化される被害、再生産される加害構造 -- シリーズ環境社会学講座 --
関礼子 /編, 原口弥生 /編   -- 新泉社 -- 2023.9 -- 19cm -- 271,12p

資料詳細

タイトル 福島原発事故は人びとに何をもたらしたのか
副書名 不可視化される被害、再生産される加害構造
シリーズ名 シリーズ環境社会学講座
著者名等 関礼子 /編, 原口弥生 /編  
出版 新泉社 2023.9
大きさ等 19cm 271,12p
分類 369.36
件名 福島第一原発事故(2011)-被害 , 福島第一原発事故(2011)-復興
注記 文献あり
著者紹介 【関礼子】立教大学社会学部教授。主要業績:『新潟水俣病をめぐる制度・表象・地域』(東信堂、2003年)、『“生きる”時間のパラダイム――被災現地から描く原発事故後の世界』(編著、日本評論社、2015年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:不可視化される被害と再生産される加害構造 関礼子著. 福島原発事故がもたらした分断とは何か 藤川賢著. 原発城下町の形成と福島原発事故の構造的背景 長谷川公一著. 不安をめぐる知識の不定性のポリティクス 平川秀幸著. 避難者を受け入れた被災地域の葛藤 高木竜輔著. 避難指示の外側で何が起こっていたのか 西﨑伸子著. 原子力損害賠償制度の不合理 除本理史著. 農林水産業は甦るか 小山良太著. 「ふるさとを失う」ということ 望月美希著. 「生活再建」の複雑性と埋もれる被害 原口弥生著. 福島原発事故からの「復興」とは何か 関礼子著. 加害の増幅を防ぐために 原口弥生著
内容紹介 原発事故がもたらした分断と喪失。事故に至る加害構造が事故後に再生産される状況のなかで、被害を封じ込め、不可視化させようとする力は、人びとから何を剥奪し、被害の増幅をもたらしたのか。複雑で多面的な被害を生き抜いてきた人びとの姿を見つめる。
要旨 原発事故がもたらした大きな分断と喪失。事故に至る加害構造が事故後に再生産される状況のなかで、被害を封じ込め、不可視化していく力は、人びとから何を剥奪し、被害を増幅させたのか。複雑で多面的な被害を生き抜いてきた人びとの姿を見つめる。「復興」と「再生」のなかで増幅され埋もれていく被害。
目次 不可視化される被害と再生産される加害構造;1 福島原発事故の“加害‐被害”構造―史上最大の公害事件の背景(福島原発事故がもたらした分断とは何か;原発城下町の形成と福島原発事故の構造的背景 ほか);2 被害を封じ込める力、被害に抗う力(避難者を受け入れた被災地域の葛藤;避難指示の外側で何が起こっていたのか―自主避難の経緯と葛藤 ほか);3 「復興」と「再生」のなかで―増幅され埋もれていく被害(「ふるさとを失う」ということ―定住なき避難における大堀相馬焼の復興と葛藤;「生活再建」の複雑性と埋もれる被害 ほか);終章 加害の増幅を防ぐために―被害を可視化し、「復興」のあり方を問う
ISBN(13)、ISBN 978-4-7877-2303-1   4-7877-2303-0
書誌番号 1122080857
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122080857

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