「見てはいけない映画」を見る -- NHKブックス --
吉川孝 /著   -- NHK出版 -- 2023.11 -- 19cm -- 318p

資料詳細

タイトル ブルーフィルムの哲学
副書名 「見てはいけない映画」を見る
シリーズ名 NHKブックス
著者名等 吉川孝 /著  
出版 NHK出版 2023.11
大きさ等 19cm 318p
分類 778.2
件名 映画-歴史 , ポルノグラフィー
注記 文献あり
著者紹介 1974年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(哲学)。高知県立大学文化学部准教授を経て現在、甲南大学文学部教授。専門は現象学にもとづいた、現代倫理学、映画の哲学。著書に『フッサールの倫理学――生き方の探究』(知泉書館、日本倫理学会和辻賞受賞)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 何が表現者たちをかくも強く惹きつけたのか。現象学者がまさに今失われつつある「違法のポルノ映画」の世界を読者の前に甦らせ、この社会で疑われることのないビジョンを動揺させる。過去のブルーフィルム研究も総括した、瞠目の哲学書。
要旨 現象学でポルノの世界を描き出す!性行為を無修正で映した違法の映画・ブルーフィルムは、なぜ多くの表現者を魅了し、文化圏まで生み出してきたのか。興味本位の報道でも、映画の専門家による批評でもない形で、このジャンルが持つ今日的意義を明らかにできないか―本書は、最も有名な製作者「土佐のクロサワ」の作品を中心に、多様な証言を集めてブルーフィルムの世界を甦らせる。さらに、ポルノを見る経験を現象学と「ビジョンの哲学」によって多角的に分析して、そのポジティブな可能性を明らかにする。精緻な思考の実力者による、ポルノグラフィ論の決定版。
目次 序章 経験を通じて思考すること―「土佐のクロサワ」と現象学;第1章 ブルーフィルムとは何かと問いながら―8ミリフィルムと映写機;第2章 ブルーフィルムを見るとはどのようなことか―脱ぎ捨てられた下駄;第3章 ブルーフィルムは何ゆえに美しいのか―ベルグハイン詣で;第4章 ブルーフィルムを前にして何をすべきか―『天使のはらわた 赤い教室』のブルーフィルム;第5章 ブルーフィルムはどのような(不)自由をもたらすのか―土地に住まう;第6章 ブルーフィルムとともに生きるとはどのようなことか―旅に出る人;終章 現れるに値するもの
ISBN(13)、ISBN 978-4-14-091282-9   4-14-091282-0
書誌番号 1122099835
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122099835

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