震災の後、コロナの渦中、「戦争」前に --
新船海三郎 /著   -- あけび書房 -- 2023.11 -- 19cm -- 319p

資料詳細

タイトル 翻弄されるいのちと文学
副書名 震災の後、コロナの渦中、「戦争」前に
著者名等 新船海三郎 /著  
出版 あけび書房 2023.11
大きさ等 19cm 319p
分類 910.264
件名 日本文学-歴史-1945~
著者紹介 1947年北海道生まれ。大阪市立大学(文学部)中退。雑誌編集者、出版社代表などを経る。日本民主主義文学会会員。著書に『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:三・一一から、三・一一へ. 核エネルギー認識と三・一一後の文学. 個をつなぎ、連帯を求めて. 「私」から「私」を越えて. ろうそく一本の抵抗. 三・一一後に読む『こつなぎ物語』. 「朝鮮」と呼べたとき. 痼疾としての差別意識. パンデミックとシェイクスピア、あるいは石井四郎軍医中将. “馬のションベン”と軍歌までの距離. 文学が障害者の「障壁」になるとき. 夏に読む大岡昇平. 日中戦争と五味川純平. 戦争加害をえがくということ. 早乙女勝元と東京大空襲. 大江健三郎と天皇〈制〉、また「戦後民主主義」. 「平和」と「勝利」と「民主」という思想. ドイツの「沈黙」、ニッポンの「沈黙」
内容紹介 3.11と福島原発事故後を、パンデミックに撹拌される差別意識を、「新しい戦前」のきな臭さを、文学作品に読み、もう一度問いかけていく論考的エッセイ。「しかたがない、しかたがない」という流れに対し、小さくとも声をあげていく。
要旨 あれから、あの時、そして今。問われているのは同じことなのではないだろうか。たとえば、西条八十が「馬のションベン渡し船だからなぁ」と言って軍歌を作り続けたような、「しかたがない、しかたがない」と流され、流れる…。3・11と福島原発事故後を、パンデミックに攪拌される差別意識を、「新しい戦前」のきな臭さを、文学作品に読み、もう一度問いかけてみたい。それでいいのか、と。
目次 1 三・一一と原発事故後の文学(三・一一から、三・一一へ;核エネルギー認識と三・一一後の文学;個をつなぎ、連帯を求めて;「私」から「私」を越えて;ろうそく一本の抵抗―水上勉と若狭原発;三・一一後に読む『こつなぎ物語』);2 パンデミックが攪拌する差別意識(「朝鮮」と呼べたとき―小説『大阪環状線』の「在日韓国・朝鮮人」をめぐって;痼疾としての差別意識;パンデミックとシェイクスピア、あるいは石井四郎軍医中将;“馬のションベン”と軍歌までの距離;文学が障害者の「障壁」になるとき);3 「新しい戦前」に「戦争」を読む(夏に読む大岡昇平;日中戦争と五味川純平;戦争加害をえがくということ―洲之内徹とその小説の評価をめぐって;早乙女勝元と東京大空襲;大江健三郎と天皇(制)、また「戦後民主主義」―「セヴンティーン」から「晩年様式集」まで;「平和」と「勝利」と「民主」という思想―大江健三郎の二つのノー卜から;ドイツの「沈黙」、ニッポンの「沈黙」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-87154-242-5   4-87154-242-4
書誌番号 1122100610
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122100610

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