「教育格差」議論の死角 -- 集英社新書 --
おおたとしまさ /著   -- 集英社 -- 2023.12 -- 18cm -- 252p

資料詳細

タイトル ルポ無料塾
副書名 「教育格差」議論の死角
シリーズ名 集英社新書
著者名等 おおたとしまさ /著  
出版 集英社 2023.12
大きさ等 18cm 252p
分類 376.8
件名 学習塾-日本 , 教育格差-日本
注記 文献あり
著者紹介 教育ジャーナリスト。株式会社リクルートから独立後、数々の育児誌・教育誌の編集に携わる。教育や育児の現場を丹念に取材し斬新な切り口で考察する筆致に定評がある。心理カウンセラー、小学校教員としての経験もある。著書に『勇者たちの中学受験』『ルポ名門校』『ルポ塾歴社会』『ルポ教育虐待』『不登校でも学べる』『中受離婚』など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 無料塾によって生育環境による教育格差を埋めることは重要だが、受験戦争のさらなる先鋭化に加担することにならないか。機会の平等さえ実現したら、競争に負けた者は自己責任でいいのか。これまでの教育格差の議論で見落とされてきた点をあぶり出す。
要旨 経済的に余裕のない家庭の子どもに勉強を教える「無料塾」は、学歴が収入や地位に直結する現代で子どもを救う存在となっている。一方、無料塾は重大な問いを社会に投げかける。生育環境による教育格差を埋めることは重要だが、受験戦争のさらなる先鋭化に加担することにならないか。また、仮に機会の平等さえ実現したら、そのなかで競争に負けた者は自己責任でいいのか。さまざまなタイプの無料塾への取材からそれぞれのジレンマをあぶり出し、これまでの教育格差の議論で見落とされてきた死角に光を当てる、迫真のルポルタージュ。
目次 第1部 実話編(みんな一生懸命生きているんだなぁ―無料塾生徒マサヨシの場合;おかしいのは社会のほうじゃない?―無料塾生徒イズミの場合;この世の中にはまだ善意が残っている―無料塾主宰者桃子の場合);第2部 実例編(個人が主宰する無料塾―日野すみれ塾(東京都日野市);NPOが独立で運営する無料塾―八王子つばめ塾(東京都八王子市);大手NPOが多面的に展開する無料塾―キッズドア(首都圏および東北地方) ほか);第3部 考察編(無料塾というパンドラの箱―塾が必要とされる社会的背景;緩やかな身分社会―教育社会学者 松岡亮二さんインタビュー;不当な差と許容できる差―独立研究者 山口裕也さんインタビュー ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-08-721292-1   4-08-721292-0
書誌番号 1122105543
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122105543

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 376.8 一般書 利用可 - 2075576580 iLisvirtual
港北 公開 376.8 一般書 回送中 - 2076622682 iLisvirtual
山内 公開 376.8 一般書 貸出中 - 2075567998 iLisvirtual